真理の旅手帳:宜興(イーシン)&江蘇省

中国茶の本場で体験! オリジナル急須作り(紫砂壷)


 焼き物や美術品の世界で、最上の茶壷とされるのが、江蘇省宜興産の茶壷。その茶壺の産地・宜興が上海から気軽に行ける場所にあるということで、ことし7月、友人を誘って、茶館の老板とオリジナル茶壺を作るツアーに参加した。
上海からバスで3時間程、太湖を眺めているうちに宜興に到着した。ここでは積み上げられた茶壺や大きな花瓶、瓶などが、道端まではみ出している。見上げれば、街灯までが陶器でできており、まさに陶器の街といった雰囲気。これらを焼き上げる釜を見学したが、日本の「登り窯」のようで、大人が入っても余裕のある高さと広さがあった。また、国内で最小の茶壺を作るという作家のお宅も訪問した。その人がポケットから大事そうに取り出した茶壺はなんと直径6ミリ。指で隠れる大きさだったが、フタも取ることができるほど精巧な作りだった。

 茶壺を購入するなら作家の工房や工場などが安心だ。中国人の運転手まで、「なかなか来る機会がない」と言って、本場の茶壺を購入し、しきりに自慢していた。
そして待望のオリジナル茶壺作り。ビデオで一通り説明を聞くと、いきなり土と道具が目の前に登場。見るのと実際作るのは大違い。パーツを型にはめ込んで、ヒビが入らない様に注意するのも難しい。水を出す穴も自分で空ける。ここで気を抜くと、「オリジナルの茶壺だ!」と自慢するより使えない失敗作になる。観光気分も吹き飛び、皆真剣に取り組んだ。先生も付いてくれるが、フタの持ち手一つでも「不行!」と言われて再挑戦。どうやら、こね方とつなぎ方がポイントのようだ。

 歪んだ形を気にしながらも、とりあえず水の出る物、焼いても割れないものを作るのに集中した。仕上げに底に署名を入れて完成だが、焼いた後代わりになるものをもらえないので、最後まで皆先生に助けを求めて必死だった。
苦労した分、無事に自宅に送られてきた時には嬉しさもひとしお。今度は泊まりでゆっくり陶器博物館を見学したい。中国では今回の旅のように、見学先とコネをもつ知り合いの所を通して頼むとスムーズで対応も良い。次回はお洒落な北京の宿。

■上海からのアクセス■
宜興で茶壷作りを体験するなら
日本旅行&ティーカメリア
“ちゃ☆茶壷” 宜興日帰りツアー
出発日:10月28日(土)
680元/人(子ども100元引き)
スケジュール
7:30万都中心より専用車にて宜興へ
 (約3時間半)
11:00街並み散策、茶壷名家を訪問
13:00茶器製作体験!
14:30宜興陶器博物館を見学
15:30気に入った紫砂壷を購入
16:00上海へ
※申し込み締め切り10月20日(金)
※制作した茶器は2週間後自宅へお届け
TEL: 5208-1713

バスで行くなら

上海→宜興 63元~
出発時間:7:00~19:00
出発地点:上海長途汽車客運総駅
(中興路1662号、上海駅北広場)
バス予約サイト(中国語)

レンタカーで行くなら

メイキ旅行社

1日レンタル 1台1000元(8人乗り)
※運転手付き、宜興までの高速料金(約260元)、現地駐車場料金別途。
TEL: 6275-6345
「ジャピオンを見た」で100元引き

神戸真理

元旅行会社勤務、一般旅行業務取扱主任者取得。子ども連れ、1人旅などで世界7大陸を旅する。自然、世界遺産、リゾート好き。’04春から小学校の娘と共に太太として上海へ。これまでの旅の思い出を隔週で紹介する。

旅の詳細、感想などは個人アドレスへ

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~上海ジャピオン9月29日発行号より

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