上海デカ盛り料理! 想いのままにかぶりつけ!

モンスターハンバーガー? 2時間以内に食べ終えろ!
デカ盛り第1品目は、
浦東新区のステーキレストラン
「ジャスミンズステーキハウス&ブッチャーショップ」の
「ジャスミンバーガー(茉莉漢堡)」(138元)だ。
高さ約25㌢、重さ約2㌔以上のこのバーガーは、
800㌘のオーストラリアビーフに、
目玉焼き3つ、さらにキャベツ、トマト、
キュウリなどを厚さ約8㌢と3㌢のパンで、
どかんと挟みこむ。
豪快にガブリッとかぶりつきたいところだが、
大口を開けても、上のパンだけでさえ一度には口に入らない。
中の肉はミディアムやレアなど焼き加減が選べ、
自分好みにアレンジもできる。
またこのバーガーは、同店の「挑戦メニュー」の1つで、
2時間以内に1人で食べきったらタダになるというから驚きだ。
ただし挑戦中は、
誰かに手伝ってもらうのはもちろん、
煙草やトイレで席を立つのも禁止。
ルールに違反したり、
食べきれなかった場合は代金を支払わないといけないが、
完食できたら壁に名前を書かせてもらえる。
ただし初心者は、
誰かとシェアして食べることをオススメする。
これくらいのハンバーガーなら何ともない、
という猛者は同じく挑戦メニューの
「デビルステーキ2㌔(悪魔牛排)」(498元)
にチャレンジしてみてはどうだろう。
2時間以内に完食すれば、タダになるばかりか、
さらに1000元ゲットできる。
だが、完食できなかったら支払いが発生するので、
それ相応の覚悟が必要だ。

モンタナの味にシビれて? 他にもデカ盛メニュー多数
第2品目も同じくハンバーガー。
こちらはアオガエルのロゴマークでお馴染みの
「ブルーフロッグバー&グリル」の目玉メニュー
「モンタナバーガー(蒙大拿漢堡)」(85元)だ。
上から下まで全部で5段あり、
1段と5段目は分厚いパンで、
2段目は自家製BBQソースがたっぷりとかかった
ウルトラ分厚いオニオンフライが2つ。
3段目にはとろけるスライスチーズが上にのった、
100%輸入肉使用のハンバーグが鎮座し、
その下にはベーコンやトマト、レタス、
玉ねぎなどが隠れている。
カロリーなんて気にしない、
腹が12分目にならないと気が済まない、
という人はぜひ食べてほしい一品だ。
一般男性なら1人で食べきるのも可能だが、
食べ終えた後はカエルのようにお腹がパンパンになるはずだ。
同じく「ザ メキシカン(墨西哥漢堡)」(85元)も、
これに匹敵するデカ盛りバーガー。
こちらはピリ辛のビーフチリと
トマトサラダがフィーチャーされている。
また、朝食メニューの
「ビッグブルーブレックファースト(経典藍色早餐)」(90元)
は朝からこんなに食べるのかと、
ツッコミたくなるぐらいのボリューム。
こちらは厚いトーストに、
スクランブルエッグあるいは目玉焼きが2つ、
ソーセージにハム、さらにホットケーキがついてくる。
1日に必要な、いやそれ以上の栄養分がまかなえそうだ。
こちらは徐家匯や浦東など、ほかにも支店があるので、
最寄りの店でガブッといってみよう。

超デカ円盤に喰らい付け!? 味・サイズもいろいろ
分厚い物にかぶりつくのが疲れたら、薄いピザはどうだろう。
といっても普通のピザではない。
直径約45㌢のモンスターピザだ。
それは「ニューヨークスタイルピザ」の
「18インチピザ」(122元)。
ピザというと通常は8~10インチ(直径約20~25㌢)
ぐらいが定番だが、こちらでは、
最少でもそれを遥かに超える16インチ(112元)。
こちらはピース毎に注文できないので注意。
味は15種類以上あるが、人気なのが、
モッツァレラチーズやトマトソースをふんだんに使った
「ビッグアップル」や、
ピリリと刺激のある味がクセになる「ペパロニ」。
ペパロニとは、唐辛子などをスパイスにしたサラミのことだ。
また、横に大きいだけではなく、
具材ももっと盛ってほしい、
という人には、人気メニューの1つの「ヘルズキッチン」、
その名も〝地獄の台所〟をオススメする。
同ピザは、前述のモッツァレラチーズやトマトソース、
ペパロニに加えて、ソーセージやオニオン、
さらにはピーマンやマッシュルームがアレンジされている。
黒オリーブが上にかけられていて、
濃厚な赤と黒のコントラストが地獄を想像させる。
18インチではまだまだ飽き足らないという人には、
さらに上をいく20インチ(132元、直径約50㌢)
という超特大サイズもある。
同店では、デリバリーサービスも行っているので
(店舗から3㌔以内は無料)、
家でも心おきなくこの特大円盤にかぶりつける。

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子羊1匹丸ごと喰らいやがれ? これぞ新疆一大名物料理だ
アメリカやヨーロッパ系ではなく、
中華料理のデカ盛りを味わいたい、
そんなアナタにうってつけの料理がある! 
それが「維吾爾餐庁」の名物料理
「子羊の丸焼き(?全羊)」
(1388元/1匹、65元/500㌘)だ。
新疆から取り寄せた、
体長約50㌢はある子羊を
一匹丸ごと焼いたのをそのまま頂くのだが、
さすがに1匹丸ごとを1人で…なんて無茶はやめよう。
なにせ2、3人で6分の1、
10人でせいぜい半分食べられるぐらいなのだ。
この丸焼きは毎日、昼12時~と夜19時~に食べられる。
オーダーの仕方はこうだ。
まず店員が焼きたての子羊1匹をホールの壇上で、
全客の前に掲げる。
早い者勝ちなので、食べたい! 
という欲に駆られたら、
挙手して店員に自分が欲しい分を伝えればOK。
味は、羊肉特有のクセのある感じだが、
下処理が施されているため大した臭みはない。
ただ、結構な量の油が出ているため、
しつこい味が苦手という人は、羊のミルクで作った、
自家製の「ミルクティー(?茶)」(18元)
を飲みながら肉を食べると口の中もサッパリするだろう。
そのほか、同じく名物である「羊肉串」(3元/串)や、
鶏肉、ジャガイモほか野菜たっぷりの「大盤鶏」(65元)
もオススメだ。
また、毎日19時からは、
ホールの舞台でウイグル族の民族舞踊が行われる。
踊り子の鮮やかなダンスと、軽快なリズムを鑑賞ながら、
本場ウイグルの味を楽しむのもよいだろう。

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氷の中にも小豆が
メインディッシュだけでなく、
デザートのデカ盛りだってある。
それは、上海に6店舗をもつ「鹿港小鎮」の
「ミックスかき氷(総合冰)」(33元)だ。
高さ約18㌢もある同品は、全体を小豆にガードされ、
タピオカ、パイナップルなどが脇を固める彩り豊かな氷の塔だ。
上から練乳ソースがかけられ、
塔の中にも小豆の粒がぎっしり詰まっている。
一気に食べて、頭が痛くならないよう注意しよう!
そのほか、同じデカ盛りデザートで、
ピーナッツの濃厚な甘味が味わえる
「ピーナッツシャーベット(花生冰沙)」(32元)
も試してみる価値アリだ。

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1000ccの醍醐味
デザートのお次は、ドリンクのデカ盛り。
静安寺にこの夏オープンした地下グルメ広場にある
「ハングリートースト」にて販売中の
「金柑レモンジュース(金桔檸檬汁)」(8元/杯)だ。
子どもなら両手で持たないと落っことしそうな超ビッグサイズ。
味のほうは、
ジュースといってもレモンティーにより近い感じで、
飲みやすく、後味もスッキリだ。
また、同じサイズに「アイス豆乳(冰豆漿)」、
「オールドアイスティー(古味冰紅茶)」(各8元/杯)
もあるので同店の「トースト(吐司)」(7元~)と一緒に、
試してみてはいかが?

~上海ジャピオン12月02日号

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