オリジナルグッズを作ろう!


 フィギュアといえば日本ではアニメーション・フィギュアが主流だが、本人そっくりのリアル・フィギュアを作ってくれるお店がある。それが2006年に中国台湾から上陸したVIPLUSの「Q版公仔」だ。
 注文は、店頭で写真を渡してポーズを決めるだけ。ポーズはオーダー可能だが、店内に置かれた100点以上のサンプル・フィギュアの中から好きなポーズを選ぶのが簡単でオススメ。そしてほくろは? 髭剃り跡は? などの質問に答え、肌や髪、唇の色などを決める。写真は持参か後からメールで送信、またその場での無料撮影も可能だ。基本的に正面と横顔の写真の2枚で十分だが、社長の史さんは「瓜二つにしてもらうコツはあらゆる角度の写真をたくさん渡すこと」と話す。
 制作は中国台湾で請け負っているので、納品に多少時間が必要。贈り物の場合はお早めに。

こんなアイデアも!


 注文にはやはりオリジナリティが欲しいという人は、過去のツワモノを参考にしよう。例えば、「カップルフィギュアを注文された男性の方が、2体とも自分の顔にと…」と史さん。つまり、女装した自分とカップルになったわけだ。このほか、自分フィギュアを15ポーズ作り、友達に配ったという人もいたとか。
写真:ジャピオン・片岡総経理のフィギュアを製作。カンフー姿が決まっている! 鼻の形から耳の形まで、見事に瓜二つだ。(約13~20cm)


 日本では1980年頃に一大ブームとなったルービックキューブ。難しくて揃えられない! なんていう人は、上海で作れるこんなルービックキューブで楽しもう。
 名づけて「福笑いキューブ」。6つの面にオリジナル写真を貼り付けて、世界にひとつだけのオリジナルルービックキューブを作ってくれる。こんな愉快なものを手がけているのは、写真加工の専門店「第9六街」だ。
 渡した6枚の写真は各面のセンター・パネルに、眉と目、鼻、唇が入るようにセッティングされる。キューブを回すと、髪型が変わったり、顎ヒゲが生えたりと、変な顔になってしまうのだ。好きなメンツを6人集めて挑戦してみては? 店長の銭さんは「自分のアイデアでおもしろいものを作って驚かせてほしい」と笑う。果てはルービックキューブアートに昇華? 店長もうならせる作品を作ってみよう!

こんなアイデアも!


 基本的に写真データを持っていけば、どんなものでもルービックキューブに貼れる。人だけではなく、ペットの写真やイラストももちろん可。さらに、1面に1枚ではなく、各マスに写真を貼ってもらえば9×6で全54の写真を貼ることも可能。フォトスタンドとしても飾れるのでプレゼントにもオススメだ。
写真:ジャピオン編集部員5人の顔写真とロゴを使って作成。男女が混ざると楽しさ倍増! 相互が混ざることで仲間の絆も深くなる?


 日本人のプロイラストレーターが、ここ上海で似顔絵イラストオーダーを受け付けてくれるという。似顔絵を描いてくれるのは、上海在住のワタナベマキコさん。今年8月に、少数民族をイラストにした「中国56民族手帖」をマガジンハウスから出版したばかり。
 そんなワタナベさんの描く似顔絵は、「色がきれいで、ぱっと見のかわいさを重視」という通り、デフォルメされたポップな絵柄が印象的。結婚式のウェルカムボードなどにぴったりだ。
 注文は、写真データと背景、ポーズなどのリクエストをメールで伝えるだけ。後はメールで送られてくるラフ画をチェックして、自分が満足するまで修正してもらおう。完成後はデータで送ってくれるので、ホームページのアイコンにしたり、年賀状、名刺と、様々なシーンで活用できる。家族や友達、ペットをイラストにしては?

こんなアイデアも!

 注文で多いのは、結婚式のウェルカムボードや招待状に使う2人の似顔絵作成。世界にひとつだけの個性的なウェルカムボードになることは間違いない。このほかにも、便箋や封筒、名刺、カレンダー、年賀状などを制作してもらうことも可能。写真とイラストを組み合わせることも出来るので、アイデア次第で楽しいものができそうだ。
写真:仲良しワンコたちが豫園でお散歩というリクエストで作成。本帰国が決まった飼い主の方へ額装して贈ったもの。


 写真加工グッズなら、「コダック」は外せない。写真をマグカップにプリント、水晶にレーザー彫刻と、趣向を凝らした様々な写真加工サービスを扱っている。中でも、「コダック」余姚路店では、デジタル顔写真のスタンプを作ってくれる。
 写真をそのまま転写するので、出来上がるスタンプの顔はまさに写真そのまま。さらに、写真の下には名前や誕生日、電話番号、簡単なメッセージなども入れられる。店員の任さんによれば、用途としてはやはり子どもへのプレゼントが多いとのこと。スタンプ台不要の浸透印タイプなので、どこでも何度でも手軽に押せる。スタンプの裏蓋の中に補充用インクが1瓶付いているのも気が利いている。


 日本の家族に最近顔を見せてない…。そんな人にオススメなのが、自分の写真を使ったオリジナル郵便切手だ。
 これは、今年6月16日に中国集郵総公司と百度、UU定制網の3社が協力して開始したばかりの新しいサービス。UU定制網の営業担当者である李さんは、「国家郵政局発行の切手ですので、安心してお使いください」と正真正銘公的に使える切手であることを強調する。
 切手は、図柄の横に自分の写真という構成で、図柄には縁起モノや名所など多数。ただ注文は、中国語の同社サイトを通じてのみ、さらに会員登録と中国人身分証番号が必要なので、注文は中国人の友人に頼むのが無難だ。

~ジャピオン9月5日発行号より

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