週末無錫でココ行きたい!

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無錫の〝城隍廟〟

「無錫ってずっと行きたいと思っていながら、結局行かずじまいだったのよね、楽しみだわ。しかも上海から新幹線で50分なのね」

「おいおい、僕は仕事上がりでお疲れ気味なんだからな。あんまりワガママ言わないでくれよ」

「まあ人聞きの悪い。偉そうに言う割りには、さっきから市内のスポットを色々と調べてるじゃない」

「ばれたか。2泊3日しかないから、少なくとも有名なスポットは回ろうかなと思って。まず南禅寺はどう?①」

「最初からお寺? いきなりあなた好みの場所じゃない?」

「確かに1400年以上前に建てられた由緒あるお寺だけど、一帯が繁華街になってて、グルメや買い物も楽しめるんだよ」

「上海の城隍廟みたいな感じかしら? あなたがお寺見物をしている間、私はお土産屋さん巡りをしますか。また値切るわよ」

「出た~行く前からもうそんなに張り切っちゃって」

「でもいきなり買い物は体力使うわね。もっと静かで休めるような場所はないの?」

「それなら東林書院だね②。宋代の学者が設立した私塾で、当時の教室や講堂が残されているらしいよ。落ち着きがない君も、ここで心を静めたらどうだい?」

「それはあなたでしょ。でもこの子にはちょっと退屈かしら」

「じゃあ先に恵山古鎮かな③。世界遺産の候補にも挙がっている水郷さ。町の中は川が流れていて船に乗れるよ。この子もそれに乗ってはしゃいでもらうか」

「一番は喜びそうなのはあなたのような気がするけど」

「まあそう言うなよ。あと、市内中心部の話だけど、外国人は星なしのホテルには宿泊できないから事前に調べておかないとね」

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太湖の湖畔で桜鑑賞

「君の知らな~い、異国の街で~♪(『無錫旅情』作詞・作曲:中山大三郎)」

「また、私の知らな~い歌を歌ってるわ。何それ?」

「1986年に流行った、尾形大作の歌さ。無錫の旅のお供にピッタリだね。さてここでクイズです。無錫を含む江蘇省を代表する湖と言えば?」

「太湖でしょ?」

「ピンポーン、正解!」

「あなたが自慢気に説明すると思って、私も予習したわ」

「そう来なくっちゃ。この太湖だけど、面積は2250平方㌔メートルで、琵琶湖の約3・6倍もあるんだ」

「そんなに広いんだ。じゃあ遊覧船とか乗れそうね」

「もちろん。ただ無錫の太湖と言えば、桜の名所『鼈頭渚公園』が有名なのさ。3万株以上の桜が植えられていて、太湖をバックに咲く桜を見に、毎年多くの人が訪れるんだよ」

「今回のお花見っていうのはここだったの? 湖畔で鑑賞する桜って粋なものね」

「今年は4月7日(月)までは夜間開放をしていて、夜桜も楽しめるんだぜ」

「そうなの? 太湖巡りの最後に見てもいいわね」

男「さっきの『無錫旅情』の石碑もこの公園にあるから探そうよ」

「それは1人で楽しんでください。でも、もっと色んな場所から太湖を眺めたいわ」

「そう来ると思ったよ。じゃあ太湖仙島はどう? 湖にポツンと浮かぶ島で、ここにも桜が咲いてるんだ」

「へえ~、サイトでは鼈頭渚から船が出てるって書いてあるわ。この湖をクルージングできるのね。行ってみましょうよ!」

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三国志のテーマパーク

「あと、僕たちが絶対行かなくちゃいけないポイントがあるんだ。三国志のテーマパーク『無錫三国影視城』さ」

「僕たちがじゃなくて、あなたがでしょ? 三国志をよく知らない私はあまりそそられないんですけど」

「まあまあ。ここは中国中央テレビ(CCTV)のドラマ『三国演義』の撮影基地なんだ。三国時代当時の街並みや軍営を忠実に再現してあるのさ」

「日本の太秦映画村のような感じかしら。三国志マニアにとっては夢の島なんでしょうね」

「そりゃあもう。有名な劉備、関羽、張飛の3英雄が呂布と戦うショーは必見さ! それに運が良ければ、ドラマの撮影現場を見られるかもしれないよ」

「イケメン俳優さんに会えるといいんだけど…。地図を見たけどもの凄く広いわね」

「うん。隣は水滸伝エリアになってるからね。ジャピオンの『水滸巡礼』を予習して散策だ!」

「私はこの子を連れて園内の絶叫マシンや乗馬体験でもして時間を潰そうかしら」

 

国内最大の大仏

「友達から聞いたんだけど、太湖に凄く豪華な大仏があるって本当?」

「霊山大仏だろ。高さが88㍍あって、中国のブロンズ製銅仏像では一番大きいんだよね」

「写真で見る限り、最近建てられたような気がするけど」

「ここは97年に完成した公園で、中の建物は歴史的建造物じゃないんだよ」

「大仏のテーマパークってこと? それにしても入場料210元って、高過ぎない?」

「梵宮っていう宮殿の入館料も含まれているからね。宮殿の屋根が純金製だったり、内部には壁画が施されてたりして、かなり贅を尽くした建物なのさ」

「何だか日本の仏像の荘厳な雰囲気とは違うわね。せっかく行くんだったら、この子の健やかな成長とあなたのお給料アップを大仏さまにお願いしようっと」

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無錫グルメを堪能

「これだけ名所を回ると、すぐにお腹が減りそう」

「それに加えて君のおねだりと買い物があるから、僕はもっとお腹減るだろうね」

「私もあなたのウンチク話でヘトヘトよ。そうだ、それなら無錫料理についての知識も披露してよ」

「はいはい。無錫は小籠包が有名なんだ。中でも『熙盛源』は、地元民が通う老舗さ」

「小籠包? 上海でよく食べたけど、特別な違いがあるの?」

「えっへん。上海の小籠包より皮が厚くて、餡が甘いんだよ」

「何であなたが得意気なのよ。確かに薄い皮の小籠包はすぐ破けちゃって、火傷しやすいわね」

 男「だろ? この店は市内に5店舗もあるから、南禅寺の店なら、買い物ついでに寄れるぜ」

「賛成! やっぱりどこに行っても名店ってあるものね」

「おっと、名店で思い出した。『王興記』も無錫を代表する老舗無錫料理店の1つだった」

「今ネットで調べたけど、『無錫排骨(スペアリブ)』も無錫名物なんでしょ? それも王興記で食べられるの?」

「もちろんさ。『無錫排骨』のほかに『三鮮餛飩(ワンタン)』や『梁溪脆鱔(タウナギの唐揚げ)』とか、無錫の名物料理が食べられるよ。持ち帰りもできるしね」

「じゃあ友達の土産に買って帰ろうっと」

「あと、忘れちゃいけないのが『太湖三白』。太湖を代表する3つの白身の魚介。太湖白魚、太湖白蝦、太湖銀魚のことさ」

「へ~、太湖銀魚はシラスみたいね。せっかくだから太湖の近くで食べるのはどう?」

「そうだね。じゃあ霊山大仏の近くにある『水郷漁村』かな。漁師さんが経営してて、民宿にもなってるんだよ」

「そこに決まり。ついでにそのまま3人で泊まりましょ!」

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~上海ジャピオン2014年4月4日号

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