上海ジャピオンの特集 記事

宮廷ドラマで歴史のおベンキョ!?

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特集-P1-2

中国版大奥の真骨頂

ドラマのヒットメーカーとして有名なジョン・シアオロン(鄭暁龍)監督による、後宮争いドラマ。

元はネット小説で、時代は明記されていないが、ドラマでは清の第5代皇帝・雍正帝の時代に設定されている。

女の醜い一面を見事に表現する女優たちの秀逸な演技と、純情な主人公が狡猾に変貌していく様が見所だ。

画面には映らないものの、「一丈紅(厚さ2寸、長さ5尺の板で腰より下を血糊に染まるまで打つ)」など、実際にあった残酷な刑罰も随所に登場して、背筋が凍る。

上のセリフは、終盤で追い詰められた皇后が、皇帝に追いすがる時に放ったもの。迫真の演技で面白い顔になってしまったことから、

「飯後不許吃甜点了、臣妾做不到啊!(食後に甘い物を食べてはいけない、私めにはできませぬ!)」など、ネット上でパロディが続出した。

特集-P2-1

現代からタイムスリップ

同じくネット小説を元に制作された、タイムスリップ時代劇。国内だけでなく海外でも人気で、多くの賞を受賞した。

最初は現代の感覚が抜けずお転婆で粗暴な振る舞いだった若曦が、あっという間にデキる女官へと変身し、カッコイイ皇子たちから次々と思いを寄せられる姿は、まさに少女マンガの世界

見せしめのため、女官が饅頭のように蒸し殺される「蒸人」という残酷な刑罰も出てくるが、基本的には第8皇子と第4皇子との三角関係が主軸になった恋愛ドラマだ。

続編の『歩歩驚情(邦題:続・宮廷女官 若曦~輪廻の恋)』では、舞台を現代の北京に移し、今度は大企業の後継者争いが繰り広げられる。

社長になった康熙帝やオネエキャラの第10皇子など、前作の登場人物の変身ぶりを観察しつつ、2シリーズ一気に観るのもいいだろう。

特集-P2-2

絶世の美貌に嘆息

中国一の美女と謳われる女優ファン・ビンビン(範氷氷)が、中国三大悪女の1人・武則天(則天武后)の生涯を演じる。

唐の時代は女性の胸を強調する服装が特徴的で、後唐時代を描いたチャン・イーモウ(張芸謀)監督の映画『満城尽帯黄金甲(邦題:王妃の紋章)』でも、

王妃役のコン・リー(鞏俐)らが、こぼれんばかりの豊かな胸を披露した。本作も同様だったが、その描写が政府の検閲に引っかかったためか、一時放送を中断。

再開時には顔のアップが目立つようになり、多くの男性視聴者が嘆き悲しんだ。

劇中では上記のクールなセリフを発した皇帝に一途な思いを寄せるファン・ビンビンだが、今年5月、影で彼女を支える幼馴染役を演じたリー・チェン(李晨)との交際を発表。

この共演で急接近したという2人の演技にも注目したい。

特集-P3-1

伝説の大ヒット作

原作・脚本は、中国台湾の著名な女流小説家チョン・ヤオ(瓊瑤)。平均視聴率が第一部は47%、翌年製作された第二部は54%という、中国テレビドラマ史上、最高視聴率を打ち出した。

タイトルの「格格」は、満州語で姫を指す。

恋愛よりも父娘の情に重きが置かれているため、陰湿な罠や悲惨な描写はごく僅か。武芸が得意で快活な小燕子を演じるヴィッキー・チャオ(趙薇)をはじめ、

今やベテランとなった女優3人のデビュー当時の初々しい様子を気持ちよく楽しめる。この作品で一気にスターダムに押し上げられたヴィッキーは、

あまりにも役のイメージが鮮烈だったため、約20年が過ぎた今なお、「彼女が何を演じていても小燕子に見える」という中国人もいるほどだ。

中国人に愛され続ける伝説のドラマを鑑賞してみよう。

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~上海ジャピオン9月18日発行号

 

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