上海ジャピオンの特集 記事

駐在員ホーリーの 孤独のグルメ

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飲兵衛が集う麺屋

ああ、今日は飲みすぎた…。新天地にいたはずなのに、酒のせいで道に迷ったみたいですね。上海じゃどこも同じかもしれないけど、年末から忘年会に新年会、そしてまた旧正月前の忘年会と、飲み会続きで内臓がしんどくなってきました。それでもなんでか、飲んだ後にラーメンがほしくなるんですよね。あれっ、寒いと思ったら雨まで降り出しましたよ…どこでもいい、温かい麺を出す店に入りたい…。

おや、この通りは深夜営業の店が多いようですね。おおっ「24H」と書いた麺屋が! いかにも酔っぱらい風の人がどんどん入っていく…賑わってるなあ。

メニューはレジ奥、竹製の札が並べられています。オーダーと同時にお金を支払って、席に着く方式ですね。「双澆麺」ってのは、2種類の具材がぶっかけてある麺か。あーあの人が食べてるやつがうまそう…請問一下、それは何でしょう? 「これか? これは咸菜肉絲双澆麺(24元)と、隣の店からオーダーしたトンカツ(10元)だよ」。ほほう、隣の店とセットで。ツウですね、僕もそうしよう。

 

生活感溢れる道と店

隣の人の麺も一緒に運ばれてきたけど、どっちが私のでしょうか? 「こっちが咸菜肉絲で、こっちは鶏丁だよ」。あんかけだと違いがよくわかりませんが、確かに私の方は雪菜(高菜の1種)の漬物が入っていますね。

まずはスープを一口。お、けっこうしょっぱくて飲んだ後にピッタリだ。麺はいかにも打ちたてって感じ。小麦粉の芳醇な香りです。

あーうまかった、次回は新商品の「羊肉麺」(30元)にしよう。

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本場・蘭州スタイルで

今日は取引先との打ち合わせが長引いたんで、昼食を食べそびれちゃったんです。晩飯にはちょっと早いけど、商談もうまくいったし1人で祝杯でも挙げたいところ…っと、西北料理っぽい店が開いてる。やった、羊が食える!

羊肉串と、麺も食べたいんだけど…「麺とか小吃だけなら1階で、ほかの料理を食べるなら2階よ」。あっそうなんですか、1階はさくっと食事を済ませたい人用で、2階は…っと、友人同士とか家族連れが多いな、なるほどね。

「アンタ、食事するの?」しますよ、ちゃんと1階で説明受けてから上がってきましたよ。とりあえずビールは「青島純生」(12元/本)。それから「羊肉串」(12元/本)に「牛肉麺」(15元)ね。麺は太さが選べるって? へえ、本当に本場・蘭州みたいだ。こりゃ味も期待できそうだぞ。

 

 

羊づくしの1人宴会

まずは1人でカンパーイ。この店朝は8時から、夕方は16時半からやってるのか。中途半端な時間に対応してくれるのはありがたいですね。

羊うまい、うまいぞ~、1本12元は道端の露店より高いと思ったけど、その分肉がたっぷりです。10本も欲張ってオーダーしたうえに「手抓羊肉」(49元/半斤)まで頼んじゃった、これは多かったな。これも本場風に、生のニンニクをかじりながら…今日はもう会社に戻らず直帰しよう。

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セルフ式マーラータン

最近オープンした「無印良品」旗艦店に行きたいって妻が言うんで、お供で淮海中路を訪れました…が、店舗前は長蛇の列。30分と少し待ってやっと入れましたが、妻が買い物してる間に腹ごしらえしようと思ったら、3階のカフェも順番待ちだそうです、困ったな。「2~3時間はかかると思うから、外行ってきてもいいわよ」。あ、そう? とは言っても〝無印効果〟で、近辺の店もいっぱい…じゃ、新路線が開通した「陝西南路」駅まで足を伸ばしてみますか。

iapmも混んでるだろうし、脇道へ入ってみよう。お、マーラータン屋がある。「楊国福」ってのは老板の名前ですかね。1人メシには麺とかこういうのが気楽でいいな、よし入っちゃおう。

ボウルとトングが置いてあって、好きな食材をセルフで選ぶタイプですね。ホウレンソウとエノキと、蟹カマに鶉の卵、タケノコも入れて…あ、肉肉! よし、こんなもんでいいでしょう。辛さは微辣でお願いします。「中麻中辣しかないの、あとはタレで調節してね」。えっ、そんなに辛いの食べられるかなあ…。

 

黒龍江省で表彰

丼に入った見た目は味噌ラーメンみたいだな。どれどれ、まずは味見…おや、全然辛くないぞ。気を使って「不辣」にしてくれたのかな? じゃあタレでちょっと辛さを足して、うん、うまい、うまいぞ…!

落ち着いて店内を見渡したら、賞状らしきものが。へえ、黒龍江省の店なのか。「そうなの、東北地方にはたくさんあって、上海にも10店くらいあるわ」。おお親切な店員さん、ありがとう。

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弄堂の奥のかわいい店

「ホーリーさん、この間陝西南路の辺りを歩いてましたね」。あれ、総務のエミちゃん、見かけたなら声かけてくれよ。「私、1人で食事に行くところだったんですよ。ホーリーさんはマーラータン屋さんから満足そうな顔で出てこられたから」。そうそう、あの店はうまかったよ、エミちゃんはどこで食べたの? 長楽路に去年できた鍋貼の店? 僕が小吃に目がないと知って教えてくれたのか、ありがとう~。

教えてもらったからにはすぐ行ってみないといけませんね。妻には微信で遅くなるって伝えたし、よーし退社したらまっすぐ行くぞー。

長楽路から弄堂をちょっと入って…ここだ、なんだか可愛らしい店ですね。僕1人で入ってもいいものか…。「いらっしゃいませ、1人ですか? カウンターが空いてますよ」。やさしい雰囲気の女性、オーナーなのかな?

「メニューはこの黒板にあります、先にオーダーしてから座ってくださいね」。小吃とは言っても、ゆったり店内で食べられるんですね。じゃあ「鮮肉鍋貼」(30元)と「小籠包」(25元/各6個)、それからキノコスープ「菌菇湯」(9元)も。エビ入りの「蝦肉月餅」(イートイン22元/4個、テイクアウト30元/6個)はお土産にしましょう。

 

職人技を間近で堪能

カウンターの目の前は調理場。ガラス越しに丁寧な職人技を眺められるんですよ! あれは餃子か小籠包か、生地のちぎり取るサイズが均一だし、伸ばし具合も正確…素晴らしいです~。肝心のお味も、いやー上品で素朴で、食材の味がしっかり生かされています。これは妻も気に入るだろう、お土産に鍋貼も追加で!

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隠れ家的麺の店

最後は僕のとっておきの店を紹介しましょう。立地からしてザ・隠れ家っていう感じなんですが、許可とかどうなってるのかちょっと心配な店でもあります。まあ、口コミサイト「大衆点評」にも載ってるので、知ってる人も多いでしょうけどね。

場所は肇周路×合肥路、新天地から一直線に南下した辺りです。コンビニ横の電柱に立て掛けた看板、というか板切れですが、これを目印に脇の小路を入ります。

あぁいたいた、おーいおじさん、おばさん、今日も来ましたよ~。微辣で1碗、お願いしまーす。「アンタ、香港の人か?」いやいやいや、日本ですよ、もう何度も来てるじゃないですか~。前に来た時も欧米人と一緒になったし、最近は外国人にも知れ渡って来てるんでしょうか。

店内はホントに狭くて、壁に向かって置かれたいくつかの机を椅子で囲むようにして座ります。相席はおろか、混んでる時は女の子が男の子の膝の上に座ってもまだ行列するくらい。清潔とはお世辞にも言えないので、苦手な人もいるでしょうね。

 

春は具材が菜の花に

メニューはただ1つ、「麺」(30元/碗)のみです。1杯ずつ作るので、3人でも5人でも、1人分ずつしか出てきません。具材は葉物野菜と豚肉の細切り、葉物は時期によって異なりますが、大体「鶏毛菜」ですね。そうそう、春に来た時は菜の花が入っていて、それもおいしかったなあ。

く~、この醤油が染み込んだ豚肉、もううまいったらないですよ! あぁ、本当は教えたくなかったこの店…でもおじさんとおばさんの商売繁盛のためだ!

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~上海ジャピオン2016年1月29日発行号

 

 

 

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