つなパパと見る  上海ローカルワイド

特集-P1-1

特集-P1-2

輝くご近所さん

パパは日本の、地元をぶらぶら散策するローカル番組が好きなんだ。自分が知っている場所や人がテレビに出てくると、何だかうれしくなっちゃうよなあ。この前、そんな話を上海人の同僚にしたら、この番組「陳辰全民星」を教えてくれたんだ。

なんでも、一般市民がゲストとして登場し、毎回のテーマに沿って、歌や踊り、得意技など自慢の一芸を披露するらしい。こりゃ楽しみだ。

今回のテーマは「オールド上海」。古きよき上海を振り返ってみようということで、最初に昔の調度品や、俳優のモノクロ写真を紹介し始めたぞ。若い頃のホアン・ボー(黄渤)、イケメンだな…。フォッフォッ、なかなか興味深いぞ。

おっ、ここでゲストの登場だ。2人のナイスミドル、一体誰ですかな。お~、南昌路の理髪店「滬江」で40年以上働いている理容師さん2人だって。この店、知ってるぞ、近所じゃないか。

このおじさん2人が〝オールド上海〟な髪型を実演するらしい。「昔は理髪店に来たら、1週間はそのままの髪型だったもんだ」と言いながら取り出したポマードで、司会の男性の頭をベットリなでつけ、髪をガチガチに固めよった。女性はキレイなマッシュルームヘアーに。こりゃお見事。

 目指せテレビ出演!?

また誰か出てきたな。今度は南京西路の老舗写真館のオーナーだそう。昔の写真機や現像方法を紹介したあと、司会者が持ってきた古くて破損した写真を、見事に再現して見せたぞ。どちらも職人の持つ熟練の技、って感じだな。

今回は街の仕事人がゲストとして出演したが、回によっては父娘の歌合戦やママたちの料理自慢、ネット有名人なんかも出てくるそうだ。パパも何か芸を磨いて、出演してみるかな、フォッフォッフォ。

 

特集-P2-1

これぞローカルワイド

おやおや、これは上海語の番組ですな。つなママもこの前、上海語の番組を見ていたけれど、字幕を追うのにちょっと苦戦していたな。でもたまにはド・ローカルに親しむために挑戦してみますか。

「話題非常多、聽你嘎訕胡!(話題が盛りだくさん、嘎訕胡を聞こう!)」という掛け声で元気よく開始。あれ、ワイド番組と言うからアシスタントのカワイ子ちゃんに期待したのに、司会のおじさん1人だけじゃないか。あとは一般視聴者のおばちゃんたちが10人ほど…フォ!? みんな、司会の顏がデカデカとプリントされたトレーナーを着ている。すごい光景だな。

番組の前半は、中国国内のB級ニュースをバンバン流していき、合間に司会の解説が入る感じで進行。「エアコンが故障したと思ったら室外機にスズメバチの巣」やら「男性が腕立て伏せのし過ぎで昏倒」やら、夕食後のリラックスタイムにダラダラ見るにはうってつけの内容ですな。上海のニュースでは、上海野生動物園で動物たちが涼を取る風景が撮影されていたり、豫園のイベントで子どもが遊ぶ様子が取材されていたりして、ほのぼのするのぉ。

 上海語でしゃべり倒す 

しかしこの司会のおじさん、よく喋りますなあ。本業がコメディアンだけあって、身振り手振りを加えた解説に、おばちゃんたちのウケも上々。後半は食生活や健康についてのニュースが出て、季節の果物に関する話題では「ブドウの皮にあるブツブツは虫食いの痕だから、食べてはいけませんよ、奥さん」とか「食後に運動は禁物。食べた後はしばらく立っていなさい、奥さん」なんて、どこかで聞いたことがあるようなセリフ。おお、だんだん司会がみのさんに見えてきたぞ。どこの国でも、おばちゃんたちのアイドルはいるもんですな。

 

特集-P2-2

本日のトップ10は?

この前、、パパお気に入りのショウロンポウが安くておいしいレストランの入り口に「淘最上海」というステッカーを見つけたんだ。これ何だい? とラオバンに聞いたら「オレの店、テレビで取り上げられたんだぜ」と得意げに教えてくれたんだが、この番組が取材に来ていたんだな。

17時半という一番腹が減る時間帯にグルメ番組を流すとは、なかなかやりよる。いつもはランキング形式で市内のレストランを10店舗ずつ紹介するようだが、今日は「2016年上半期優秀レストラン総集編」。おお、これはさぞかしうまそうな食べ物が出てくるんだろう、ヨダレを垂らさんように気を付けんとな、フォッフォッフォ。

B級グルメの誘惑

〝一番テイクアウトが難しい〟北京ダックの店と、老舗店が軒を連ねるグルメ街に、あえて出店した〝一番大胆不敵な〟中華定食屋か、どちらも安くてうまそうだ。この番組、現場の客や店の料理人に直接マイクを向けるから、臨場感があっていいな。それに画面に余計な効果音やテロップが入ってないのも好感度大。そしてお次は…ん? 〝一番ラオバンがいい加減な店〟? なんじゃそりゃ、と思ったら、小さな「鍋貼(焼き餃子)」の店が出てきたぞ。なになに、ここはオーナーのおばちゃんが自ら餃子を作っているが、ひとつひとつ丁寧に包むので、客を30分以上待たせるのが常なんだそうだ。フォッフォッ、面白いじゃないか。このおばちゃん、イケメンレポーターが一生懸命話している後ろで電話しだすし、こりゃ本当にいい加減だ。

ちなみにさっきの行きつけの店に聞いたんじゃが、この番組が放送されたあとの1週間は、予約電話が鳴り止まなかったらしいぞ。相当な人気番組と見た。

 

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おしゃべりなちびっ子たち

つなガールぐらいの歳の、上海のちびっ子たちが出ている番組があるそうだから、昼ご飯を食べつつ見てみようかな。

子ども番組だから、オープニングや舞台セットが可愛らしいぞ。あれ、でも司会は所謂〝歌のお兄さん〟からは程遠い、クセのありそうなおじさんだな。この人が約5分ずつ、子どもとマンツーマンでおしゃべりしていく番組構成らしい。

最初に出てきた男の子は5歳…日本だと4歳だな。なになに、将来の夢は警察官か、立派じゃないか。それをこの司会は「ありきたりな夢」とバッサリ切り捨て「なんで警察になりたいの?」だの「交通違反の罰金はいくらか知ってる?」だの次から次に質問を浴びせよる。挙句の果てに「君のパパが運転中にむやみにクラクション鳴らすって交通違反だよ?」と言うから、それは言い過ぎなんじゃとギョッとしたら、男の子は「パパは警察がいないところでやっているから没問題!」と自信満々。これには司会も苦笑い。

明かされる家庭の事情

次はまだ4歳にも満たないかわいい女の子がやってきたぞ。うわ~、このおじさん、早速鼻の下を伸ばして「おじさんとハグしよう」なんて言ってる。日本だとアウトじゃないか。

しかしどの子も司会者の質問攻撃にめげず、ハキハキとよくしゃべる。最後に登場した5歳の女の子は、父親の素行が悪いとご立腹。「パパは晩ごはんの時も微信で遊んでいる」との話に司会が「誰と?」と突っ込むと「女の人!」との答え。「マージャンで一晩家に帰ってこない」との話もよくよく聞くと「パパは今無職で、2日に1度しか戻ってこない」…。結構えげつない家庭の事情も話すんだな。こりゃ、保護者は冷や汗もんだ。パパもつなガールは出せないな。フォッフォッフォ。

 

~上海ジャピオン2016年08月12日号

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