ジャピオン編集部の炎の度胸試し

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(活)の恐怖に震える

みんなに度胸試しミッションを与えたはいいものの、言い出しっぺの私が何もしない訳にはいかないわよね…(汗)。よ~し、度胸試しと言えばコレ。「昆虫食」に挑戦よ。

まあでも、ヘビやカエル、ハチの子ぐらいはとっくに経験してるから、昆虫も楽勝でしょ~。と言うわけで物好きの同僚とやって来たのは串焼き店。こんなオシャレな店に虫料理があるとは意外だわ。どれどれ、早速メニューを拝見。おっ、あった、「ソーセージ」の隣で異彩を放つ「蚕蛹(活)」(4・7元)。ん? (活)って何かしら…イキモノ? ナマモノ? もう嫌な予感しかしないわ…。

 味は悪くなかったが…

今調べたんだけど、カイコの蛹「蚕蛹(さんよう)」は昔、日本でも食べられていたみたい。高品質の動物性タンパク質が摂れるんだって…なんて自分と周りを励ましている間にきっ、来たよ~、串に刺さった3匹の蚕蛹。見た目だけだと、生きているかどうかわからないわね。ってか、コロンとしたフォルムだし、イケそうじゃない? とりあえず焼きますか…ととと、繭が爆ぜて中からジューシーな何かが滴り落ちているよ~。やっぱりこれ、生きてたみたい…。

途中、半生のものに手を出そうとして、店員に怒られるイベントを経て、遂に実食。ふむ、繭の部分は香ばしく、中は鶏の身のようで、ほろ苦い。同僚がボソッと「エビの尻尾を食べているみたい」ってつぶやいていたけど、確かにそれに近いわね。一緒に来た3人全員が食べられたし、味は悪くなかったわ。ただあの調理過程を見るのは、2度と勘弁ね…(泣)。

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世界一の空中歩道に挑戦

浦東新区「金茂大厦」の88階、地上340㍍にある「スカイウォーク」に度胸試しのため私、編集Rが行ってきました。現時点で透明ガラス造り、手すりなしの空中歩道としては世界一の高さなんだとか…ひょえ~!何を隠そう私、超ヘタレなんです。先日も中国マカオで〝マカオタワーのバンジーに挑戦〟と豪語するも、直前で足がすくみ引き返したという黒歴史作っちゃいました(笑)。今回は、我が名誉を挽回すべくスカイウォークで高所恐怖症を克服!!

身に着けるは服のみ

ミッション30分前に身に着けるは服のみスタンバイ。荷物を預ける場合は、カウンターでロッカー専用のコインをもらいます。着ている服、眼鏡以外は装着不可なので、ピアスや指輪など装飾品はすべてロッカーへ。ボディーチェックを受けて、いよいよ未知の世界へレッツゴー!靴ヒモを固く結んだら、安全器具やヘルメットなど全身をガチガチに固定されます。それだけでスリル倍増ですね。運命共同体になる皆の準備が整い、いくつかの注意点を聞いたら…いざ、出発!!

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眼下に広がる上海の景色

通路幅1・2㍍、長さ60㍍のガラス道を約20分間命綱だけで伝い歩くという空中散歩…白状します。荷物預ける時から心臓バクバク…ヘタレな私〝こんにちは〟です(笑)。しかし、いざ外に出ると一面に広がる上海の景色に「I CAN FLY」って叫びそうになったのも事実(笑)。しっかりつながれた命綱やインストラクターの心強い声掛けも安心材料になったかな。

外に出てすぐ設置されたカメラでの撮影があり、もじもじしていると、どこからともなく「手や足を外に投げ出せ」なんて恐ろしい周囲の声が聞こえるので、ササッと済ませるのが得策。引き続き空中散歩をしつつインストラクターが「この先○㌔行ったところが○○」など色々と説明してくれますが、恐怖から?爽快感から?キレイサッパリ内容忘れてます(笑)。

勇気振り絞った後の達成感

スカイウォークの醍醐味は、3カ所のポイントで試す己の度胸!! まずは建物を背に通路幅ギリギリのところに立ちます。そして1・5㍍の命綱に自分の全体重を預け、そこで一気にタイタニックポーズ!そんなバカな~と、命綱握った指を1本ずつゆっくり離したのは、ココだけの話(笑)。でも、勇気振り絞った甲斐ありました! 気持ちよかった~。次のポイントではまた、通路横幅の際に立ち、左手で命綱を握ったら「右手、右足を外に向かって放り投げる」と、つまり右半身は空中ってこと。どんだけ~(汗)。最後はどんな難題が…と身構えるも、内容を聞いて拍子抜け。「通路のヘリに座る」の指示に「余裕♪」なんて思った私、今すぐ謝ります。こんな不安な思いしたことない(泣)。視線を落とせば340㍍下の地面に吸い込まれそうになるし、お腹がキューって締め付けられるしで、頭がグルグルしました。立つ時もまた恐怖、バランス崩すと真っ逆さま~なんて想像は禁物。足はガクガクしつつもカメラの前で頑張る私「東方明珠塔」をバックにハイ、ポーズで無事終了。地上に着いたから言えますが、素晴らしい爽快感と達成感に、再挑戦したいと思えるいい度胸試しでした。でも、最後に1つだけいいですか? マカオのバンジー試せばよかった…まだ言うか(笑)。

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衣装や道具を準備せねば

編集長から僕に課されたミッションは「コスプレをして1人で観覧車に乗りセルフィー」。僕が生意気な〝ゆとり〟だから、いっぺん恥を知ってこいって、めちゃくちゃな課題だな、まったく…。

そもそも、コスプレ衣装なんて持ってないっすよ。えっ、R先輩「営業部のイベント好きなN先輩なら持ってるかも!」って? うわー、試しに聞いてみたら、あっさり借りられちゃったよ(笑)。あとはセルフィースティックか。あれ編集長、貸してくれるって言ったのに、持ってくるのを忘れたんですか? もういいですよ、自分で買っときます。

コスプレをしたけれど…

今回やって来たのは、1号線「曲阜路」駅1番出口直結のショッピングモール「大悦城」屋上にある観覧車「スカイリング」。衣装は、マンガ『ワンピース』のキャラクター「トラファルガー・ロー」です。白い毛皮帽子に、丈がくるぶしまである黒いマント、これなら人に顔を見られないから楽勝だな(笑)。トイレで着替えて、観覧車乗り場の8階へ向かいますか。

あれっ、中国人は日本人と違って、コスプレ姿の人がいても目もくれないないじゃん。自分に関係ないものには興味なしって感じっすね。緊張して損した。入口の壁に「あなたと恋人との距離:ゼロ」って書いてある。僕1人なんすけど、いいですか…? っと、チケット売り場の人も反応なし。入口を抜け、いざ乗車。一人で観覧車に乗った感想? 特になしです。ヤケクソでセルフィーを撮ったけど、ホントに誰得な写真ですかって感じですよ。まあ、僕には余裕のミッションでしたね。

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~上海ジャピオン2016年11月25日発行号

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