祝10周年 11.11ショッピングガイド

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「買い物の日」誕生は9年前 現アリババCEOが提案

〝双11〟こと11月11日と言えば、「光棍節(独身の日)」―独身貴族たちが婚活パーティーを楽しんだり、独り身を嘆きあったりする日であったが、それも今や昔の話。現在はすっかり、スマートフォンを片手に物を買って、買って、買いまくる「双11購物節(買い物の日)」に変わってしまった。

この「買い物の日」を発案したのは、ショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」や「天猫(Tmall)」でおなじみの「阿里巴巴集団(アリババ・グループ)」。当時同グループの最高執行責任者であった張勇氏が、同サイトを盛り上げようと2009年に開始した。その後ご存知の通り、この活動は国を挙げての一大イベントに成長。張勇氏はこの成功を評価され、同グループ創業者ジャック・マー(馬雲)氏引退後の新CEOに就任している。

では、なぜ張氏は11月11日を「買い物の日」に選んだのだろうか? これに関し同グループは、10月には国慶節、12月にはクリスマスや元旦があるが、11月には目立ったイベントがなかったこと。また、季節の変わり目で、サイト内の各店舗もセール用品を準備しやすいと考えたことなどを理由に挙げている。

ちなみに初年度の「買い物の日」では、セール参加店舗が27ブランドしかなかったが、売り上げは計5000万元に到達。この数字を受け、翌年には参加店舗が711店舗と激増し、売り上げは9億3600万元まで成長した。また「京東」や「蘇寧易購」を筆頭に他企業のショッピングサイトも、この勢いに便乗しようと、同日に合わせセールを開催するようになった。

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今年の目標2500億元 1秒で億単位の数字が動く

さて、今年で10年目を迎える「買い物の日」。同グループ発表によると、今年のセール期間中の売り上げ目標はなんと、2500億元。前年よりも約818億元アップと、なかなか大胆な数字を掲げている。

また同セールでは短時間で莫大な金額が動く。17年は、各店舗サイトが一斉に大売出しを開始する11月11日午前0時から40秒で1億、3分で100億、6分5秒で200億、1時間49秒で571億元をサイト全体で売り上げ、この時点で14年の総額を突破する破竹の勢いを見せた。

そのほかセール期間後に忙しくなるのが、商品を自宅まで配達する配送会社。同グループは今年、セールによって10億個の宅配物が発生するだろうと予測。中国各地のデリバリースタッフを震え上がらせている。

ともかくも、我々消費者にとっては、商品を安値で買える年に一度の機会を逃す手はない! 次ページからは、今年の「買い物の日」セール一覧や、お買い得商品を紹介していこう。

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セールは10月からスタート

ショッピングサイト「天猫(Tmall)」では、11月11日(日)を待たず、すでに10月20日(土)から様々なキャンペーンを開始。お得なセール品が揃うのはもちろん、割引チケットや金券の配布もどんどん行っている。ルールが複雑なのが厄介だが、うまく使いこなして賢く買い物をしてみよう。

まずは、11月10日(土)まで開催中の「双11予售(予約販売)」ページでお値打ち商品をチェック。予約販売とは、11日(日)までに料金の一部を支払い、当日に残りの料金を支払うことで、商品を安く手に入れられるシステムのこと。11日(日)に買い物する時間がないが、確実にセール商品をゲットしたい人にはオススメだ。

さらなる値引きを狙う人は、同サイトのトップページから商品購入ページまで、じっくり目を通してほしい。至るところに「500元購入で50元引き」、「1元で100元分の金券贈呈」などのチケットをゲットするアイコンが並んでいるので、積極的に利用しよう。ただし使えるブランドが限られていたり、購入に料金やポイントを要したりするので、使用条件は事前に要確認だ。

料金券や割引券を大量配布

また期間中は、割引チケットや料金券が入った「紅包」が手に入るイベントが盛りだくさん。同サイトにログインすると、最高1111元の料金券が当たる紅包抽選に1日3回チャレンジできるほか、指定の日に大量の紅包がゲットできるイベントやゲームも開催。特に〝紅包雨〟と呼ばれる、画面上から降ってくる紅包をタップし、割引券を集めるミニゲームが毎年人気だ。こういった紅包イベントに関しては、〝双11マニア〟たちが日にちや時間ごとの当選率を分析したり、当選確率を上げる方法を紹介したりしているので、詳しく知りたい人はネットで検索してみて。

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魅力的なセール品がズラリ

「天猫(Tmall)」と「淘宝(タオバオ)」では、2017年に「双11購物節(買い物の日)」セールを行った店舗数が計14万店を突破。今年の参加店舗は昨年よりもっと多いと予想されるが、その中から少しだけ、お値打ち商品を紹介しよう。なお価格は10月26日(金)時点で予約販売中のものなので、11月11日(日)には販売していなかったり、価格が変わったりしている可能性があるのでご注意を。

昨年の「双11」セールで、見事売上額1位に輝いたのが、家電店「蘇寧易購」。スマートフォンからテレビ、冷蔵庫などの大型家電までを取り扱う。同店の魅力は、大幅な値下げ額はもちろん、ほぼすべてのセール対象品に50~150元の金券が付いていること。また設置費無料や景品贈呈などの特典も多く、サービスてんこ盛りなのだ。ちなみに同店は自社ショッピングサイトも運営しており、こちらでもセールを開催中。もしほしい商品があったら、自社サイトもチェックしておくといいかも。

 半額以下で購入のチャンスも

また単価の高い家電ブランドや家具と肩を並べ、昨年の売上ランキング第4位に輝いたのが、スポーツブランドの「NIKE」。特に靴がかなりお得で、定価の半額相当で販売しているものも少なくない。現在販売中の「エアマックスタバス」(349元)は、日本でも最安値に相当する値段で、かなり魅力的だ。

なおネット上では「予約販売商品を買うのと、11月11日(日)当日のセール品を買うのではどちらが得か?」という議論が度々巻き起こるが、実際は割引額に大差なく、むしろ老舗店舗ほど、予約販売商品を安くする傾向があると言う。11日(日)まで後9日。ほしい商品は今すぐゲットしよう!

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~上海ジャピオン11月2日発行号

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