日本人が手掛けた上海建築

岩のような巨大複合ビル

奇抜な外観の建物が多い上海でも、ひときわ個性を放つ「証大喜瑪拉雅中心(上海ヒマラヤセンター)」。設計を手掛けたのは、日本人建築家・磯崎新氏だ。

横長の建物は、3つのエリアに分かれている。北側は、同センターのメイン施設である「ジュメイラ上海・ヒマラヤホテル」。ロビーの天井スクリーンには、季節ごとに美しい演出がなされるので必見。ロビーラウンジでアフタヌーンティーを楽しむこともできる。

中央部分には、イベント施設が多数。3階にある「上海喜瑪拉雅美術館」では、建築デザイン、現代アートなどが展示されている。なお美術館の向かいには、コンサートや演劇を上演するホール「大観舞台」も設置。また建物内や周囲にもオブジェクトが点在しており、どこを歩いてもアートを感じられる空間となっている。

自然光溢れるレストラン

静安寺エリアの5ツ星ホテル「静安香格里拉大酒店(静安シャングリラ・ウエスト上海)」管轄の地中海レストラン「CALYPSO」。建物は木を基調としたコテージ風の造りだ。

天井も壁もガラス張りなので、店内は自然光で溢れている。1階がダイニングスペース、2階はロフト式のバー、ラウンジで、設計は、日本人建築家・坂茂氏が手掛けた。

週末になると、1階席は満席になるほどの人気ぶり。メニューは地中海スタイルの前菜、肉料理やシーフード、サラダ類に自家製パスタやピザなどが揃う。また、スイーツにも定評あり。

週末は比較的座席に余裕のある2階のラウンジでも、1階と同じメニューがオーダーできる。晴れた週末の昼下がり、木の温もりと暖かな日差しをゆったりと楽しみたい。

建築も楽しめる博物館

ヒスイ製品をはじめとする古代の文物収集に力を注いでいる中国台湾企業・震旦集団(オーロラグループ)が2012年にオープンさせたミュージアム。建物と内部の設計は、日本人の建築家・安藤忠雄氏が手掛けているため、建物の鑑賞に訪れる人も多いと言う。

展示スペースは2階から6階まで。まず、1階のカウンターでチケットを購入し、2階から入館。仏像、宝飾品、陶磁器など、歴史的価値の高い収蔵品を中心に展示されている。また、数カ月ごとに企画展を開催。最上階からは、外灘の風景を一望できる。

上海市で最も有名な日本人建築家と言われる安藤氏。同氏は現在も上海で精力的に活動しており、2017年12月には閔行区の「上海愛琴海購物公園」に「新華書店」が、18年8月には嘉定区に「上海嘉定凱悦酒店」が開業。大きな話題を呼んでいる。

~2019年2月1日発行号

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