福州路文具店巡り

趣味から実用までカバー

①百新文具館

本屋「百新書局」に併設する文具店。店内は充実の品揃えで、中国書道用品から画材、アイデア文房具、ノート・マスキングテープ、万年筆などの高級品までがバランスよく揃う。特に書道用の筆や用紙、画用紙の種類が豊富。

入口を入って右側にある万年筆・高級ボールペン・ガラスペンコーナーでは、日本ではなかなか目にすることがない、中国ブランドの万年筆を販売。インクカートリッジを用いず、飛行機で使用してもインク漏れしないという、中国台湾の「三文堂(TWSBI)」や、チベットのマニ車に着想を得て、ペン上部に回転する経を刻んだ「筆下文創」の「万年筆」(369元)など、ユニークかつ洗練されたペンがたくさん。プレゼント用や、自分だけのこだわりの1本を探している人は、ぜひ一度足を運んでみてほしい。

卸価格の掘り出し物

上海文化商

文房具・美術用品の卸売店18店舗ほどが、ビル2~3階に入居。文房具を卸売価格で買えるとあって、外国人も頻繁に訪れるスポットだそう。石膏像や額縁も豊富なので、美術学生の姿もチラホラ。

フロア全体は、卸売市場にありがちな暗くごちゃごちゃした感じはなく、比較的明るく解放的な雰囲気。各店の店員の対応もよく、値段をふっかけてくるようなこともなかった。

しかし、店内に足を踏み入れば、そこは文房具のジャングル。狭い通路に様々なジャンルの文房具がズラーッと陳列され、そこからお気に入りのものを発掘する。ボールペンやオフィス文具よりも、子ども向け文房具や色鉛筆、画材の方が多い印象。価格は写真のマーカーセットが25元、ペンは1本2元~と、市場価格より2割ぐらいは安いかな? という感じだった。

衝撃のノート量り売り

高諾ディスカウント

福州路で一際目を引く黄色い垂れ幕。「文房具500㌘7・8元」とある通り、ここは文房具を量り売りするディスカウントストアだ。

店内には手帳、メモパッド、ノートなど、主に紙類の文房具が並ぶ。店内の看板を見ると、経営困難に陥った文具店からノート類を引き取り、ほぼ投げ売りに近い形で販売しているよう。

商品はあまり管理されておらず、色んな人がノートを触ったりめくったりしているので、買う前に状態をよく確かめる必要あり。そもそも、店内の看板にも「難あり商品」と書かれているので、品質よりも安さを重視して選んだ方が◎。

試しに、日本の100円均一店にあるような、B5サイズのノート1冊を買ってみたら、2・7元だった。マスキングテープなど一部は別途価格設定あり。

福州路のオモシロ文具担当

④キーロード・啓路

女の子なら一度は行ったことがあるだろう、ファンシー雑貨店。ここ「キーロード」は、福州路きってのキュートでファンシーな雑貨店だ。

店奥の文房具コーナーでは、アルパカやフラミンゴ、ニンジンなどの「ペン」(4元~)がズラリ。ほか魔法のステッキ風や、ペン先にスノードームが付いているものなど、とにかくかわいさを追求した実用性無視のボールペンが並び、それに若い女性がたむろっている。

同店は文房具のほかにも、ニワトリの脚っぽい箸や、いつでもタピオカドリンクを飲んでいるように見えるカップなど、ユニーク雑貨がたくさん。どれもとにかく使いづらそうな点がポイント高い。

なお取材班が訪れた際は10周年記念で、全商品が半額に。店員曰く「セールは、いつまでやるか決まっていない」とのことだが、8月中はまだ半額かも。

オシャレ文具が集結

墨格・モノグラム

南京東路歩行街のショッピングモール「世茂広場」に構える文具店。観光スポットのど真ん中にあるだけあって、店構え・品揃えともに、とにかくオシャレ。

店内の右の壁一面には、ここで写真を撮ってくださいと言わんばかりに、色とりどりの「模造紙」(7元~/枚)が飾られ、インスタ映え間違いなし。また奥の壁に並べられた万年筆とインクは、これまた写真映えするレイアウトだ。広くない店内でも、中国・日本でひそかなブームを起こしているガラスペンとインクの「セット」(228元)や、自分でデザインと中のページをカスタムできる「手帳ノート」(約30元)など、流行とトレンドを上手く取り入れたラインナップを考えている。実用的な文房具はあまりないが、SNS好きは訪れるべき店といえるだろう。

夢見る少女の集いの場

番外編:NaoNao手帳舗

口コミサイト「大衆点評」で「上海市文房具店人気ランキング」堂々の第1位に輝いた「NaoNao手帳舗」。同店は〝オシャレな手帳・ノート作り〟にテーマを絞り、壁一面のマスキングテープをはじめ、シールやスタンプなどを種類豊富に用意。なお日本製の文房具が、全体の3割を占める。

また、かわいい女の子のイラストやリボン、フリルが満載のアニメ柄シールやテープが多いのが同店の特徴。少女アニメや少女趣味が好きな人が喜びそうな図柄が満載だ。それもそのはず、同店は、ロリータ服・漢服専門店が密集する通りの真ん中に位置。店内にもロリータ服を着た少女が溢れ、まるで異世界のような情景が広がる。福州路から軌道交通「人民広場」駅地下街に入り、少し歩けば到着するので、寄ってみてはいかが?

手作りを思う存分楽しむ

番外編:BFC文創里

10号線「豫園」駅から徒歩15分、南外灘エリアのビル「BFC外灘金融中心」北区の地下に構える「BFC ArtisanHub」。文具・書籍・DIY雑貨・インテリア雑貨などの店約15店舗が入居する。

ここには、ユニークな文房具雑貨が集結。ダンボール素材でできたカメラケースや帽子、リュックサック、草花の二葉がニョキッと生えてきたような形のガラスペンなど、ほかではなかなかお目に掛かれないグッズに心が躍る。

また、アクセサリー作りなどのDIY体験専門ショップも魅力。自分の好きな素材を1つひとつ選び、組み立てて写真立てを作る「ペーパークラフト」(50元~)など、どのショップも専門店ならではのパーツを豊富に揃え、広々とした作業台を置く。人が少ないのも◎。

 

 

~上海ジャピオン2019年8月23日発行号

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