2007年はここで迎える②

近郊地で観賞する2007年の初日


年明けイベントと言えば、もちろん初日の出!
自然に囲まれて昇る太陽を観て、2007年の始まりを祝おう!!

西湖畔に映る朝日 杭州・西湖

 ビルの林立する上海で、初日の出を拝むのはなかなか難しい。そこで、ことしはちょっとだけ足を伸ばして、近郊の初日の出を見に行こう!
 上海近郊旅行先として定番の杭州。中国十大風景名勝のひとつ西湖には、いくつもの日の出スポットがある。
 南宋時代から西湖の絶景スポットとされてきた「西湖十景」のひとつ「蘇堤」や、1985年に新たに選ばれた「新西湖十景」の「宝石山」など、海で見る初日の出とは一味違った情緒を楽しめる。
中国には、元旦に初日の出を拝む習慣がないため、現地では国慶節のような混雑はない。しかし、ことしの大晦日は日曜日のため、交通機関、ホテルの予約は既に込み合っている状態。個人で西湖まで行くのもいいが、年末年始の演出が詰め込まれた、上記のようなツアーに参加するのも手だ。

【DATA】
 かのマルコポーロも「世界で一番美しい都だ」と称えた杭州。
杭州市内にある西湖は、水域面積5・6平方キロ、水深約2・8メートルと規模は小さいが、多くの景勝地を持つ、杭州の重要な観光資源。

 電車なら上海駅・上海南駅から1日50本ほど出ており、片道15元~、約2時間程度。バスも市内各所から多数出ている。
 上海東和旅行社の西湖初日の出ツアーは、有名レストランでの「年夜飯(中国式年越し料理)」や、グランドハイアットホテル宿泊も込みで大人ひとり2280元。参加枠は残りわずか!! まずはお問い合わせを。

上海東和旅行社
TEL: 6237-2245 
FAX: 6237-1459
towa@towatravel.com

【旅行社のアドバイス】
「日の出スポットのひとつ、宝石山は山の岩に酸化鉄の成分が多く含まれているので、太陽の光を浴びると輝いて見えます。
登ると、西湖と杭州市内が一望! 冬の朝は霜などで滑りやすいので、履きなれた靴で登ることをお勧めします。」
(上海東和旅行社・安田さん)

世界遺産で迎える新年 黄山

 さらにもう少し足を伸ばした安徽省には、「天下第一の山」と称えられる世界遺産・黄山がある。
奇峰、怪石、雲海が作り出す水墨画の世界の初日の出を見に、日本からも多数の黄山ツアーが組まれている。実はここ、上海からは飛行機なら1時間、電車なら寝台列車で一眠りと、気軽に訪れられる距離なのだ。上海で寝正月を過ごすくらいなら、是非ともこの雄大な初日の出を味わいに行こう!
黄山では、獅子峰、清涼台などが有名な日の出スポット。世界遺産の頂上で迎える新年は、特別なものになるはず!
元旦当日は、初日の出を見に訪れる客で混み合う可能性がある。上海から各旅行社の初日の出ツアーも出ているが、現在既に満席という盛況ぶり。交通機関やホテルの手配は、とにかく急いで!!

【DATA】
 明の地理学者、徐霞客が「天下一の山」と称えた黄山は、安徽省にあり、上海からは南西に約350キロ。
 総面積1200平方キロの黄山のうち、72の奇峰からなる154平方キロの範囲が風景区となっている。区内最高峰の蓮花峰は標高1864メートル。

 上海から黄山に最寄の屯渓空港までは、飛行機で1時間、チケットは片道580元。電車なら黄山駅まで約11時間、空調付快速電車のハードベッドチケットは175元。
 日本旅行の黄山ツアーでは、同じく世界遺産の宏村も観光する。3日間で大人ひとり3980元(参考価格)。

日本旅行
TEL: 5208-1713
FAX: 5208-1746
okyakusama@nihonryoko.com.cn

【旅行社のアドバイス】
「天候にもよりますが、運が良ければ、雲海と松と初日の出の素晴らしい組み合わせが見られます。日の出を見に行く際はまだ暗く、足元が危険なので、懐中電灯をご準備ください。かなり冷え込むため、防寒対策も不可欠です。」
(日本旅行担当者)

~上海ジャピオン12月22日発行号より

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