豊盛胡同
中華接待の備忘録~馿打滾
甘さ控えめの餡入り菓子「馿打滾(ルーダーグン)」は古くからある北京の点心で、直訳すると〝馿(ロバ)がゴロゴロと転げ回る〟という少し変わった意味がある。制作工程の最後にきな粉をまぶすのだが、それが「北京郊外の野…
中華接待の備忘録~碗豆黄
庶民の味から宮廷点心へ「碗豆黄(ワンドウホヮン)」は北京の点心で、旧暦の3月3日に食べる風習がある。そのため北京では、春から夏にかけてよく見掛ける。民間式と宮廷式の二種類があり、元々は路上で売買されていた庶民…
中華接待の備忘録~炸醬面
味の決め手は濃厚味噌炸醬面(ジャージャンミェン)は北京市を起源とし、華北地方を中心に広く分布する中国伝統家庭料理の一つ。日本でも、ジャージャー麺やジャージャン麺などの名称で知られる。具は枝豆や白菜、セ…
中華接待の備忘録~鹵煮火焼
地元で愛される庶民の味「鹵煮火焼(ルージューフォシャオ)」は、現北京市城南エリアの南横街で生まれ、庶民の味として各地に広がった。この料理は元々、張東官という江蘇省蘇州市の料理人が宮廷料理で提供していた「…