7月22日(金)午前6時50分頃、上海市の祁安路発南京西路行き738路
の路線バスで、58歳の男性運転士が、普陀区古浪路を走行中に心臓発作を
起こし、死亡する出来事があった。
男性は倒れる直前にブレーキを踏んでいたため、バスはゆっくり停車し、
乗客は全員無事だった。
男性は、元々運送会社で働いており、約3年前に路線バスの運転士になっ
たという。
また今年の6月に行われた会社の健康診断では、身体の異常は発見されて
いなかった。
市では、路線バスの運転士のうち55歳以上が占める割合は8・22%で、同
年齢層で80%以上が持病を持っているとされる。
なお同様の事故がここ2年ほどで8件発生しており、関係者は路線バス運
転士の定年を55歳とし、退職の義務化を提案している。
(7月25日)
~上海ジャピオン7月29日号