天然的生活~塌菜(キサラギナ)

キサラギナで病気知らず
キサラギナは、
白菜やチンゲン菜と同じ
アブラナ科に属する、
中国を代表する冬野菜として知られる。
最近は静岡県、長野県、北海道など
日本でも栽培され、〝ターツァイ〟の名で
市場に出回るようになってきている。
キサラギナは、カロチン、鉄、
ビタミンA、ビタミンC、
食物繊維を豊富に含み、
便を軟らかくして排便を促進するため、
肌荒れに悩む女性たちから支持を得ている。
また、病気に対する抵抗力の
増強も期待できる。
中国医学では、キサラギナは、
便秘だけでなく、五臓に栄養を与え、
調子を整えてくれるという。
なお、肝臓の気の流れを良くするため、
ストレスの改善効果にも優れるのだとか。
中国では、一般的にスーパーの
野菜売り場や八百屋などで購入できる。
高温でサッと炒めると、
茎部分のシャキッとした歯ごたえと、
色味が良くなることから、
炒め物料理に頻繁に登場する。
そのほか、豚肉やツナ、
油揚げなどと一緒に煮て食されることも。
さらに、髪や粘膜、皮膚の健康維持、
視力維持を始め、
のどや肺など呼吸器系統を守るために、
キサラギナを煎じたものを
飲む習慣もあるという。
風邪を引きやすくなる冬に備えて、
キサラギナを晩ご飯の一品に加え、
病気に負けない元気な身体を目指そう。

~上海ジャピオン2012年11月23日号

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