お医者さんの御用達~薏米紅豆粥

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夏に粥を食べて栄養補給

――上海の夏がこんなに暑いとは思いませんでした…(涙)。夏バテ気味で、ダルさが抜けません。

 

先生 上海の夏は蒸し暑く、長いですよね。そんな季節にピッタリの、簡単でおいしい「ハト麦とアズキの粥(薏米紅豆粥)」を食べてみましょう。

 

――夏に粥ですか、身体によさそうですね!

 

先生 中国では身体に湿気が溜まると、むくみや食欲不振、疲労感や軟便、頭が重いなどの症状が出ると言われています。薏米(ハト麦、ヨクイニン)やアズキは、この湿気を排出する、利尿・解毒作用が強いんです。これらを食べることで、中国で「脾」と呼ばれる消化器官を健やかにし、胃腸の負担を減らしてくれるんですよ。また薏米にはアミノ酸が豊富。アズキも食物繊維がたっぷりなので通じがよくなりますよ。

 

――どうやって作ればいいのか教えてください。

 

先生 薏米とアズキを1対1の割合で3時間から一晩ほど水に漬け、そのまま炊飯器の粥機能で調理すれば大丈夫です。塩気を足すと主食やおかずに、ナツメや砂糖を足すとデザートになりますよ。また冷やして食べてもおいしいので、色々工夫して食卓に添えてください。身体を冷やす場合があるので、妊婦さんや尿量の多い人は食べるのを控えましょう。

 

~上海ジャピオン2017年8月11日発行号

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