上海市房屋管理局は12月25日(水)、市内各マンションにおけるエレベーター設置に関する新たな条例を施行。市内マンションに対し、エレベーターの設置を促進していくことがわかった。
新しい条例では、エレベーターの設置に関し、従来はマンション各棟の住民の90%以上が同意することが必要だったのを、3分の2に引き下げ。さらにマンション区全体の同意は、住民の3分の2から、半分へ引き下げた。ほか、政府の補助金を最高24万元から28万元まで拡大したうえ、住民が負担するエレベーター設置費用には、住宅積立金を充てることも可とした。
同局によると、今年エレベーターの設置の同意に至ったマンション棟は624棟で、すでに稼働しているエレベーターは131機。同条例施行で、さらにエレベーターの普及を進めていくという。
(写真は東方ネットより)
~上海ジャピオン2019年12月27日発行号