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考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~蘇州桃園度假村

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蘇州へ小旅行

私は考える男マートン。最近は雨が続いて憂鬱だ。そのせいか、良いアイディアがなかなか浮かばない。そこで気分を変えようと、蘇州へ小旅行にやって来た。

…先ほどから団体客のせいで、受付で待たされている。この間に小部屋(トイレ)へ行くか。

競い合う哲学

入口には、伝説上の生き物ケンタウロスの絵が掛けられている。上半身が人間、下半身が馬という特異な姿から、芸術作品のモチーフに良く使われる。そう言えば、作家の中井英夫も三島由紀夫の死に寄せて『ケンタウロスの嘆き』と題したエッセイを書いた。彼の代表作は、アンチ・ミステリの傑作と名高い『虚無への供物』。ストーリーの大筋は、ある密室で人が死に、ミステリマニアたちが推理合戦を繰り広げるというものだ。作中では奇想天外な推理が次々と登場し、そのアイディアだけで小説が数本作れる、贅沢な作品だと評価するファンも多い。

…ふむ、良いアイディアとは、数人で競うように考えることで生まれるのかもしれんな。よし、私も、友人たちを誘って小部屋(トイレ)に籠り、哲学合戦をしてみるか。ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2014年3月14日号

 

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