上海市物価検査所は1月29日(土)、市内にある大型スーパー「カルフール(家楽福)」3店舗に対し、
店頭価格の偽装表示を行ったとして、1店舗につき50万元の罰金を科した。
偽装表示を行ったのは、聯洋店、南翔店、張江店の3店舗。
それぞれ一部商品の価格を上乗せ表示して、値引き率が大きいように見せかけたり、
広告とは異なる価格で精算したりするなどの行為を行った。
また店頭で36・8元と表示していた急須を、精算時には49元で販売するなど、
低めの表示価格で購買欲をあおり、実際はそれより高い金額を徴収する例も見られた。
同事実の発覚後、カルフールは謝罪措置として、レシートの提出で、差額の5倍を返還するとしたが、
27日(木)~30日(日)の3日間で、返還請求件数は5件、賠償金額は計約25元に留まった。
同策に対して消費者は、「購入時に表示価格と照らし合わせてないし、レシートも捨てた」などと、
不満の声を上げている。
(1月30日)
~上海ジャピオン2月11日号