中国香港衛生署が今年9月より、中国本土の妊婦が中国香港で出産
する際の、分娩予約証明書の発行を一括管理する措置を取る見込み
となり、上海でも対応に追われる妊婦が続出している。
従来は、中国本土から妊娠7カ月以上の妊婦が中国香港に入る際は、
現地病院発行の分娩予約証明書の提出を義務付けていたが、今回の
処置で妊婦の来港制限が強化されることとなった。
上海女性にも中国香港での出産希望者は多く、出産仲介業者もいるが、
現在は妊娠30日前後で分娩予約をしないと、間に合わないとされる。
2012年は辰年で、出産ブームが予想され、中国香港衛生署は
今年6月、12年の本土妊婦の受け入れ制限を決定。
公立病院ではこれまでの1万人から3400人に、私立病院では
4万人から約3万人に予約枠を縮小する。(8月28日)
~上海ジャピオン9月02日号