練り漢方薬「膏方」市場活発化 価格は昨年より30%値上がり

冬至を前にして、上海では、体質に合わせて20~30種類の生薬が調合される
練り状の漢方薬「膏方」の市場が、例年より早く活発になってきており、
市内各地の病院や薬局で予約者が殺到している。
市の中医専門の大規模病院では、10月中旬より、膏方の予約を開始。
徐匯区にある龍華病院では、3時間以上待ちとなる長蛇の列ができるなど、
既に8000人以上が予約している。
例年より早く市民が予約している状況について、関係者は、来年は春節が
1月23日(月)と早いこともあり、春節前に膏方を飲み終わろうという
考えの市民が多いことが原因と分析する。
また生薬の価格の上昇に伴い、膏方の価格も高騰。
1服の膏方の平均価格は、昨年同期比で30%以上値上がりとなる、
約2000元で販売されている。(11月3日)

?~上海ジャピオン11月11日号

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