上海市徐匯区の上海交通大学、楊浦区の復旦大学、同済大学の3大学が個別に実施する大学入試「自主招生」が、3月1日(土)に行われ、合計3000人近くの学生が受験に臨んだ。
同試験は、毎年6月に行われる大学入学統一試験「高考」に先駆け、全国有名大学が優秀な学生を選抜する入試制度。受験生は各校が指定する筆記試験に合格する必要があり、復旦大学では「千分考」と呼ばれる、数学や英語、歴史など10科目計200題×5点の筆記試験の後、5回に渡る面接が行われる。受験した生徒によると「面接官の教授陣が親しみやすかった」、「正面ではなく斜め45度の位置に座り、威圧感があった」という。
また、イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ(QS)社」が昨年発表した世界大学ランキングに、復旦大学の哲学科と政治学科がそれぞれ第17位、第19位と、上位にランクインしている。(3月2日)
~上海ジャピオン2014年3月8日号