昼メシは山東料理

オレはウルフ。ロードバイク好きの留学生。中国の国道を自転車で旅してるんだ。今日も山東省を南下中。地図を見る限り、今日は山道も通るっぽいから、もしかしたら紅葉の景色が見れるかもな。いや、葉が色付くのはまだちょっと早いかな…まあとりあえず、今日もレッツゴー！

まずは、省中部の淄博市に到着。ちょうどお昼を過ぎた頃だし、昼メシにしよう。今日は山東料理にトライ。山東料理は、中国八大料理に数えられていて、山東省にあった古代中国の王朝名を取って「魯菜」とも呼ばれるんだ。渤海や黄海に面してるから、魚を使った料理も多いらしいぜ。じゃあせっかくだから魚を使っている料理「侉燉魚」ってやつを注文しよう。ふ～ん、中華風煮魚って感じだな。身はホロホロで、味付けは醤油ベース、さらに山椒が利いていてウマいな。

 

自然が創り出す景色

ふ～、お腹もいっぱいになったことだし、また走るか。市街地を抜けると、小高い山ばかりで田舎道になってるんだな。でも申し分ない秋晴れで、景色がサイコーだぜ。

よっしゃ～、山東省中南部の蒙陰県に到着！ここは、自然保護に力を入れていて、全国生態模範県に指定されるほど自然が美しい場所なんだ。蒙陰県に来たら、やっぱ鍾乳洞に行かなくっちゃな。ここ「地下銀河」は、名前のごとく洞窟内がキラキラと輝いていて、全長10㌔もあるらしい。うん…本当にキレイだな。

いや～、いいものを見たな。今日は２５０㌔弱漕いだし、ここまでにしよう。さあ、次の街を目指してゴーイングハイウェイ！

～上海ジャピオン2016年10月21日号