上海中心地のシンボル
旅行客でごった返している南京東路。そこから南側に道を1、2本進むと、歴史ある建築物がズラリと並んでいる。
「聖三一堂」は元々1847年に建てられた小さな教会を、イギリスのジョージ・ギルバート・スコットが設計デザインを手掛け再建。ゴシック・リヴァイヴァル建築の荘厳な建物はとても目立ち、赤く尖った鐘付き塔は、長く上海中心地のシンボルとして親しまれた。今はすっかり周りを高層ビルに囲まれてしまったが、現役の教会として、毎週日曜日に集会を開いている。
教会前の九江路に立つと、東方明珠塔がチラリと見える。上海の今昔を対比してみよう。
~上海ジャピオン2021年8月13日号