matineeでカット＋ひげそり

2020/11/13
上海の健康・美容

美容院で初のひげそり

一年で一番過ごしやすい秋の真っただ中、日本の友人との食事会が久々に決まり、場所も古北ってことで、私はこの日虹梅路にある日本人御用達のヘアサロン「ｍａｔｉｎｅｅ」さんを訪れました。

理髪店にしては珍しい６階という高い立地を生かし、「ｍａｔｉｎｅｅ」はガラス窓を多く設置して、明るい雰囲気を作り出しています。今回私がお願いしたのは「カット＋ひげそり」。ひげそりをヘアサロンにお願いするのは初めてで、緊張と期待で胸がふくらみます。今回担当してくださるのは、上海の日系ヘアサロンで12年もの経験を積み上げたベテランのラン（王暁蘭）さんです。

日系サロン12年の腕前

先にひげそりとのことで、シャンプー台に案内されました。日本のドラマでは座ったままひげを剃っているシーンを見たことがありますが、なるほどここでは横になって剃っていただけるんですね。まず、いい湯加減に濡れたタオルでひげ周りを暖めてくれました。２回肌を濡らしたら、今度は十分に泡立ったクリームを塗ります。自分で確かめられないものの、立派なサンタさんになれたことは肌で実感しました。いよいよひげを剃るわけですが、普段忘れがちの「空いている手で肌を伸ばして剃ること」を丁寧にやってくれました。痛みは感じず、セレブなひと時を味わえました。ランさんが「熱くないですか」、「痛くないですか」と随所に気遣ってくれたり、最後にミントのクリームを顔に塗る時、軽くマッサージをしてくれたりと、お客さんへの思いやりが身にしみます。

続いてカットは、ランさんのハサミさばきに驚かされました。軽やかに見せようとハサミをサッと動かすスタイリストさんがいて、それで痛い思いをしたのは私だけではないでしょう。しかしランさんの手さばきは、ハサミの材質を疑うくらい本当に軽やか。そして一度ともミスがなく、スムーズに切ってくださいました。

完成後は、爽やかで少しばかり若返った気がします。今日の食事会で会う友人が男性なのが残念です。今度女性と会う時に、身だしなみを整えるためにまた利用したいですね。