人と動物がモチーフの
2人だけの世界に浸る
マイセン・羊飼いのカップル像
12万6000元
交差した2本の剣のトレードマークで知られる、ドイツの著名な磁器・マイセンのフィギュア。
今作品は「羊飼いシリーズ」のひとつで、19世紀後半~20世紀初頭の作品とされる。
Shop’s Voice
白絹のような滑らかな肌、そして、フィギュアに命を与える、エッジがハッキリとした目…。
アンティークフィギュアなら、何と言ってもマイセンです。
このフィギュアは、映画のワンシーンを切り取ったように生き生きとしています。
2人だけの世界に入っていて、羊なんてそっちのけです(笑)。
ここでひとつ、マイセンのフィギュアを見るときに注目すべき点をこっそり教えますね。
それは…〝爪〟です。
淡いピンクの色が出ていて、磁器とは思えない繊細なつくりです。
さあ、マイセンの世界があなたを待っていますよ。
子どもと犬の表情が楽しい
薩摩焼・唐子像
2万2000元
暖色系の生地に貫入(ひび)の入った、薩摩焼の陶器のフィギュア。
今作品は、19世紀後半のものとみられ、当時ヨーロッパで好まれた、中国の風物をモチーフにした輸出用のフィギュアとされる。
Editor’s Voice
細やかな手描きで、金色と赤色のゴージャスな絵付けだけど、落ち着いた雰囲気を醸し出してるお人形さん。
マイセンが磁器なら、こちらは薩摩の陶器で勝負!
服のひだを見て下さい。
動きがあって、今にもこの子どもとワンコが、一緒に独楽で遊びだしそうでしょ?
この躍動感が魅力です。
ちなみに、あの、焼酎の燗をするときに使われる「黒ぢょか」も薩摩焼の代表作なんです。
知ってました?
このフィギュアをあてに友達と鹿児島の芋焼酎を飲みつつ、語り合えたら最高ですね~。
SEIYODO(西悠都)
住所:方浜中路168号豫龍坊2階2134
電話:6335-6880、150-2106-5277(鈴木)
営業時間:9時~21時
東京の銀座に本店をもつアンティークショップ。
主にイギリスとフランスの骨董品を扱う。
~上海ジャピオン3月20日 発行号より