下戸の人は、ご飯と合わせて食べるのもオススメ）

絶品サンマの梅煮
和風居酒屋「成田屋」。
常連は、同店を訪れる楽しみのひとつに、
店内に漂う〝昭和の空気〟をあげる。
高倉健主演映画『居酒屋兆治』の舞台となった店をイメージした、
情感たっぷりの内装は、酒好きにとってかなり居心地がよい。
今回は、駆けつけ１杯の「生ビール」（通常20元）と、
常連はほぼ必ず注文する「さんまの梅煮」（通常38元）を贈呈する。
骨が食べられるまでじっくり煮込んだ、
脂の乗ったサンマは、生臭さがなく、ほろっと柔らかい。
醤油とみりんのバランスがよく、その上品な口当たりに驚き、
箸を進めるうちに、口の中で甘辛さが増す。
辛口の酒が欲しくなること必至の、飲兵衛絶賛の逸品だ。

しみじみ味わう酒肴
店内カウンターには、煮物、和え物の大鉢が並ぶ。
当日朝酢絞めしたサバを、
炙って甘みを引き出す「あぶりしめ鯖」（40元）、
ピリリと辛みを効かせた「きんぴらごぼう」（25元）など、
酒に合う料理ぞろいだ。
酒は、日本酒「竹の露」、「大山」（ともに１２００元）など、
約50種を用意。
メニューにないものもあるため、こだわり派は店主に尋ねよう。
連休は、しみじみと旨い酒と肴を味わいたい。

info
住所　北京西路1060号食博匯2階
TEL　5213-3180、
TEL　137-6160-6311（日本語可）
営業時間　11時半～24時
席数　150席
予算　100元～

 

～上海ジャピオン２０１３年４月２６日号