ひと際大きな椀によそわれ、迫力満点

ビアンビアン麺発見

あ～今年の上海映画祭もあっという間に終わっちゃったな。観たかった映画がチケット即完売で一部観れなかったのが不服だけど、思いがけずヒュー・グラントの舞台挨拶に立ち会えたのはラッキーだったわ。開幕式の時は厳重な警戒で近づけなかっただけに、喜びもひとしおよ。そんな映画の余韻に浸る間もなく、夢から覚めたら待ってるのは仕事の山・山・山。ハイハイ、取材でしょ。行けばいいんでしょ。行きますとも！

あれ。あんなとこに兵馬俑がいる。ってことは、陝西料理の店だよね。よし、昼ご飯はここでキマリ。おお、「ビアンビアン麺」（38元）があるじゃん！　漢字ははっきりとは見えないけど、陝西料理の店で３文字のメニュー、前２つがしんにょうの、画数のやたら多い漢字で最後が麺ときたら、ビアンビアン麺以外にはないっ。上海では陝西料理の店でもなかなか見かけないんだよね。ほかの麺類に比べて値段はちょっと張るけど、こりゃ頼むっきゃないわ。

看板の店名にはなぜかローマ字がふってある

太麺に大盛りの具

ひゃ～麺が太い！　これ幅10㌢くらいあるんじゃないの!?　噛むか半分に畳むかしないと、口に入らないわ。具もトマトと卵にチンゲンサイ、豚肉と野菜の細切れがどーんと乗ってて、盛りだくさんだね。味も絶妙な辛さ加減で、バッチリ。

付け合わせに頼んだキュウリのニンニク和えやらかぼちゃ粥やらも平らげたら、お腹がはち切れそう。腹ごなしに、引き続き取材がんばるとするか。

info
住所　大沽路391号
TEL　6880-1717
営業時間　10時半～21時
席数　約100席
予算　約40～60元

～上海ジャピオン２０１４年６月２７日号