ローカル早FUN!! ~炸小黄魚

思い出の小黄魚

先日、
知り合いの中国人と魚釣りに行ってきました。
釣りの趣味はないのですが、
たまにはいいかな、
と上海近郊の釣り堀に。
朝早く出たので、
朝ご飯は釣り堀近くで
簡単に済ませることにしました。
せっかくなので、
いつもと違う物を食べたい、
とあれこれ探していると
「炸小黄魚」なるものを発見。
後でたくさん食べることになるかも
しれないのに、
つい気になって購入すると、
知り合いも、
私に〝釣られて〟買っていました。

揚げたてのサクサク感が堪らない、
魚のフライ。
唐辛子をまぶすと、さらに味わい豊かに

彼曰く、「炸」は「揚げる」という意味。
「黄魚」は中国ではよく食される大衆魚で、
日本では「キグチ」と呼ぶようです。
味は淡白で、塩がよく効いています。
衣のサクサク感が小骨の硬さを感じさせず、
いくらでも食べたくなりました。
さあ始めるぞ、
と張り切って竿を出したものの、
15分経っても、
30分経っても竿はビクともしません。
なかなか釣れずイラつく私に、
知人はカルシウムでイライラを抑えろ、
と言わんばかりに「炸小黄魚」
を買ってきてくれました。
結局私は、
小さなフナ2匹しか釣れませんでしたが、
彼は鯉やナマズを20匹以上フィッシュオン。
この差に落ち込む私に、
彼はまた「炸小黄魚」を…(汗)。
何だか魚釣りよりも、
「炸小黄魚」を食べた思い出の方が
濃い1日でした。

~上海ジャピオン2012年9月7日号

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