和洋中の技術が集結 噛み応え抜群のリブ
甘くて少し塩気のある醤油ダレが牛肉に染み込み、噛むほどに肉の旨味がフワッと口に広がる。また見た目に反して口当たりはさっぱり、脂っこくない。「リブロースグリル」(138元/160g、約2人前)は、中華の角煮に和・洋の製法を組み合わせた創作中華だ。
この料理では、肉質が柔らかい豪州産アンガス牛を使用。醤油にウナギダレを加えることで、甘味とコクをプラスしているのがおいしさの秘密だ。また煮込み作業時に日本酒を使うことで、肉をさらに柔らかくしていると言う。
同店は飲食店グループ「人間」の7号店で、市内にはほかに「無二」と「穹六」を展開。店名に付く1つ目の漢字がその店舗の内装を表現し、「蛍七」は夜になると、静寂な店内にロウソクなどの小さな明かりがポツポツと光り出す。また店入口の扉を開けるには、前もって電話でパスワードを聞く必要があり、遊び心をくすぐる。
静かな空間で、伝統ある中華料理に革新が加わった料理をぜひ。
Info
店名 蛍七人間(インチー レンジィエン)
住所 巨鹿路805号(×富民路)
TEL 5404-0707
営業時間 11時半~翌2時(ランチは~14時、フードのラストオーダーは21時)
席数 約120席、カウンター約15
予算 昼58元~、夜200元~
~上海ジャピオン2018年1月5日発行号