その症状、もしかしたらこんな病気の初期症状!
治療のカギは、早期発見。
【サイレンNo.63】
のどの痛みが全然引かない、飲み込むときに痛い!
?さらに扁桃腺も腫れてきた気がする…。
心当たりのある人は、こんな病気の可能性が!
急性咽頭炎(きゅう せい いん えん)
「ママ、のどが痛くて食べられないよー」。
お子様にそんなことを言われたことはありませんか?
?風邪薬を飲ませたのに、のどの痛みが引かない…。
それ、「急性咽頭炎」かもしれません。
これはウイルスや細菌がのどに付着して炎症を起こす病気。
過労や気温の変化によって咽頭粘膜の抵抗力が低下したときにかかりやすくなります。
特に乳幼児から5歳くらいの子どもに多く発症します。
症状は、軽度の場合、のどの痛み、鼻水、せきなどで風邪と間違うことも。
中度になると扁桃腺(へんとうせん)が腫れ、扁桃腺炎を引き起こします。
さらにひどくなると呼吸困難になり、気管支炎や肺炎を引き起こす可能性が…。
治療には、のどの粘膜を保護するうがい薬やトローチを服用し、水分と栄養を補給し、よく休むこと。
ただ重症化を防ぐためにも、病院で抗生物質や抗ウィルス性薬の処方を受けるのがベストです。
予防には、手洗い、うがいを心がけること。
空気の汚い所や、人の多い所になるべく行かないこと。
マスクを着用するのもいいでしょう。
季節の変わり目にかかりやすいこの病気。
日頃から適度な運動を心がけ、免疫力アップに努めましょう。
■今週の監修
上海SKYクリニック 小児科
張鈺華 先生
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※本記事は、チェックする目安に過ぎず、あなたの身体の状態を確定するものではありません。
~上海ジャピオン6月19日号より