じゃあどうすればいいの？
先生、教えてください！

　スポーツをしていて、走ったり、跳んだりした瞬間、筋肉がブチッと音を立て、
急激な痛みとともに足がまったく動かなくなってしまうのが「肉離れ」。
そんな人が周りに１人はいませんか？
　肉離れを起こしたら、まず、安静にし、動かさないようにするのが大切です。
体重がかからないように、ケガの箇所を休ませましょう。
ケガ直後のマッサージやストレッチは絶対厳禁。
状態が悪化してしまいます。
　安静な体勢になったら、次はアイシング。
氷やアイスノンなどで患部を最低でも４、５時間は冷やしましょう。
これは負傷から24時間以内に行うことがポイント。
アイシングは、痛みを和らげ、腫れがひどくなるのを防ぐ効果があります。
負傷後すぐに温めるのはＮＧ！　
入浴時にも、できるだけ患部が湯船に浸からないよう気をつけましょう。

　十分に冷やしたら、患部をきちんと固定します。
弾力のない包帯でやや強めに巻きましょう。
巻き方や力加減に不安がある人には、サポーターがオススメ。
サイズは専門家に聞きましょう。
ズキズキ痛む急性期は、とにかく患部を固定し、冷やしてください。
　そして、急性期を過ぎたら、患部を温めましょう。
専門医での針灸、マッサージもオススメです。
血行を促進させ、回復力がアップします。
　肉離れは、初期治療を適切に施せば自然治癒します。
ですが、最終的には硬くて弱い筋肉になり、一度すると癖になるので、きちんと専門医で治療しましょう。
　肉離れは、激しい運動をする人だけに起こるとは限りません。
足をすべらせるなど予期しない動きをしたときに生じやすいといわれています。
　最近上海は雨が続いているので、十分に気をつけましょう。

■今週のドクター
静安区中心病院
徐先生

※本記事は、あくまで処置に過ぎず、ケガの完治を確定するものではありません。

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～上海ジャピオン８月２１日号より