自慢のお隣さん 第90ノック 味岡さん宅

秋の新茶「鉄観音」はいかが?

山崎さんの紹介で伺ったのは、味岡美和子さん宅。中国語で茶芸師と?評師の資格を取得し、中国茶を満喫!



奥深い中国茶の世界
それを通して文化交流


 「これは、鉄観音の秋の新茶。まずは香りを愉しむんです。お茶の色も透き通った黄金色で綺麗ですよ」と慣れた手付きでお茶を入れる美和子さん。実は、中国政府認定試験である「茶芸師」と「?評師」の資格を中国語で取得している。
美和子さんの上海滞在は今回で2度目。2000年に本帰国した時に、「いつか中国茶に携わる仕事に就きたい」と思い、今回の滞在を機に、上海で中国茶の学校に通い始めた。
 「お茶の教室には2年半通ってます。普通疲れている時って、学校に行きたくないなって思うんですが、お茶の学校は疲れているからこそ行きたいって思うんです。何よりもその香りに癒されるんですよ。」
 茶芸師と?評師の資格は、上海の職業訓練学校に約3カ月週3回(朝から夕方まで)通い取得した。学校での会話は全て中国語だ。ある先生の授業は、ほとんど上海語だったとか。
 「茶芸師の終了時の、各自郷土のお茶を披露するイベントでは、日本のお茶道具と和服で〝日本の茶道〟を披露したんです。皆さん喜んでくださって嬉しかったですね」。お茶を通じての文化交流は美和子さんの宝物だ。

▽味岡美和子さん


いつか日本で
中国茶サロンを!



中国茶は種類も豊富で、また体調や気分に合わせてブレンドしたりと奥も深い。季節ごとの愉しみ方があり、生活に密着しているのも魅力だという。
 「はじめ驚いたのは、緑茶をガラスの器で飲むこと。実はこれには訳があったんです。お茶の色や茶葉の形・動き等グラスの中の景色を目で愉しむためだったんです」
 いつか日本で、中国茶を多くの方に愉しんでもらうこと。この目標に向け、美和子さんの中国茶への追求は終わらない。


物件情報
◇地区:長寧区
◇間取り:3LDK 180㎡
◇家賃:非公開
◇築年数:2年
◇サービス:家具家電込み、管理費込み、ADSL込み、オートロック、BS1、BS2、
◇交通:バス停より徒歩2分

⇒NEXT WEEK
味岡さんの自慢のお隣さんは
子供達と一緒にピアノを楽しむ菅野さん
同じマンション内に住む子供達にも、ピアノを教えてあげているとか

~上海ジャピオン10月12日発行号より

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