新線ぞくぞく開通記念 あの列車に乗って行こう! 第一回

あの列車に乗って行こう!


9号線で七宝老街へ 中山公園から35分


昨年の12月29日、上海の鉄道ファンならずとも思わず感涙する出来事があった。
なんと5本の新線が同時開通したのだ!
ジャピオンでは、この感動と利便性を伝えるべく、今週から5週連続で各線を体験レポートする。

 目指すは七宝老街!

 第1回は市の南部と松江方面を繋ぐ9号線。
 今回は、最近日本人居住者も増えてきた3号線「中山公園」から出発、
 9号線に乗り換え七宝老街へ行くことにした。
 「中山公園」で路線図の案内板へ向かったら、早速感動した。
 当たり前だが、新線が全て明記されてる! と喜びもつかの間、今回利用する9号線で気になる部分を発見。
 「宜山路」から「桂林路」までの区間が点線になっている。
 …点線ってどういうこと?
 疑問を抱きつつも、「七宝」までのチケット(4元)を購入し、3号線に乗車。
 「宜山路」で降り、ここから9号線へ。

 バスに乗り換え!?

 9号線の案内表示を頼りに、進むと、そこで待っていたのは、「公交短駁」と表示された黄色いバス。
 実は「宜山路」から「桂林路」までは地下鉄の開通が間に合わなかったため、臨時バスで代用しているのだ。
 改札を出る必要もなくバス乗り場へ直行、車道を通って約7分後に「宜山路」の次の駅「桂林路」に到着。
 専用入口から、入ってそのままホームへ降りることができた。

宜山路と桂林路を結ぶ臨時バス

 13分で「七宝」到着

 「桂林路」から「七宝」までは約13分。
 途中の停車駅では人も少なく、パラパラと乗ってくる程度だが、七宝駅は着くと人も多い。
 流石は観光地。七宝老街に一番近い2番出口から地上へ。
 ここを出て右に進み、交差点を再度右に曲ると、七宝老鎮はすぐ目の前だ!
 ◇ ◇ ◇
 七宝老街への交通手段は様々あるが、移動速度と下車後の移動距離も少ないという点で9号線に敵うものはない。
 乗り換えがスムーズに行けば、中山公園からでも約35分で到着できた。
 ネックは15分という運行間隔だが、これも将来的には3分間隔になる予定だ。

七宝老街最寄りの2番出口

【9号線情報】

全長 約31㎞
駅の数 13
始発 6時(桂林路)
最終 9時(桂林路)
運行間隔 15分
カラー 水色

※2008年1月2日現在

市の南部と七宝・?山・松江方面を結ぶ線。
2007年末に完全に開通したのは「桂林路」から「松江新城」まで。
現在臨時バスで繋いでいる区間は、2008年秋には地下鉄が開通する見込み。
2009年末には、宜山路から徐家匯、陸家浜路などを通り、崇明島までを繋ぐ線になる。

~上海ジャピオン1月11日発行号より

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