考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~ROOM No.5

熱気で溢れるバー
私は考える男マートン。
ここ数日、考えに詰まることが多くスランプ気味である。
固まった頭をほぐすため、永康路にあるバーへやって来た。
今は20時。
飲みに繰り出すにはまだ早い時間帯だが、
ここはすでに人で溢れかえっている。
人々の熱気に感化され、どうやら飲み過ぎたようだ。
少し小部屋(トイレ)で休むとしよう。

壁一面の履歴書
…何とこれは。
壁一面写真付きの履歴書が貼られているが、
何のために…そうか、
これはトイレットペーパーがきれていた場合、
履歴書を剥がして使えばいいということだな。
しかし、履歴書の人物に少々申し訳ないな。
バレないように流せば…いや、
それでは水道管が詰まってしまうし…はっ! 
考えに詰まることと、
トイレの水道管が詰まることは…哲学的関連性がある!
水道管が詰まる原因は、
管に対して大きい紙を流すため発生する。
つまり、考えに詰まるということは、
根本では大きなアイディアが生まれたが、
表面に浮かぶ過程で詰まったということに他ならない。
よって、その詰まりを直せばスランプも解消じゃないか! 
そうと分かればラバーカップを買いに行かなくては! 
ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

?~上海ジャピオン05月25日号

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