自慢のお隣さん 第111ノック 飛山さん宅

母から譲り受けた大切な着物!

池本さんの紹介で伺ったのは美しい着物が自慢の飛山さん宅。着るたびに上海で大注目を浴びている!

母から娘へ 上海でも活躍中の着物


「これ、母がデザインした着物なんですよ」と、美しい着物を広げる飛山えりさん。美術作家の母から7枚の着物を譲り受け、これを大事に上海に持ってきた。「母は恐らく1000枚近く持っているので、私が貰ったのは1000分の7ですね」と話す。
日本にいた頃、結婚式やパーティーに出席する際に、毎回毎回ドレスを買ったりするのも大変だからと、軽い気持ちで着始めた着物。何度も着付けをしてもらううちに「自分で着られた方が楽だなぁ」と思い、当時近所に住んでいた呉服屋さんに教えてもらった。
上海でも、ご主人の会社の方の結婚式に招待された際に、着物姿で出席。しかし式には意外にもラフな格好の出席者が多かったため、花嫁さんよりも目立ってしまい、大失敗してしまったと苦笑いする。
着物姿で道を歩けば、「リーベンレン! リーベンレン!(日本人、日本人!)」と子どもに叫ばれ、タクシーに乗ろうとすれば、運転手が降りてきて座席を拭き、足元を掃いてくれたことも。えりさんは着物を着るたびに、周囲の注目を集めている。


着付けの免許を 純粋な気持ちから


薄く畳んでスーツケースに入れられるので、どこに行くにも大きな荷物にならないのも着物の利点。その反面、上海ではクリーニングに出せない、という悩みもある。
今後の目標について、「着付けの免許を取り、着たいという人に着せてあげられたらいいな」と、嬉しそうに語るえりさん。その口調から、「着物の良さをわかってもらおう!」という肩に力の入った意気込みよりも、「着物が好き」という純粋な気持ちが伝わってくる。これからもえりさんは、〝日本の美〟を自然な形で広めていってくれるだろう。

今では世界に数点しかないと言われる 西ドイツ製の玩具

遊び心いっぱいのリビング

えりさん、転坊くん

物件情報
◇地区:閔行区◇間取り:2LDK 140㎡◇家賃:非公開◇築年数:1年半◇サービス:家具家電込み、管理費込み、ADSL込み、BS1、BS2、テニスコート◇交通:バス停より徒歩10分

⇒NEXT WEEK
飛山さんの自慢のお隣りさんは
ネイリストの小島さん宅
日本で取得したネイリスト検定1級の資格。趣味の範囲でありながら、優れた技術で友人たちを虜に!

~上海ジャピオン4月25日発行号より

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