今回は和田さんからの紹介で、奥さんの作ったプリザーブドフラワーが自慢という斎藤さん宅を訪問する。
04年9月に家族4人で上海へ来た斎藤さん。住まいは全室南向きで、訪れる人が口をそろえて「暖かい部屋ね」と言ってくれるという。その暖かい室内のあちらこちらには、奥さんの徳子さんが作ったプリザーブドフラワーが飾られている。上海に来てから始めたそうだが、今では友人を集めて教えてあげる機会もあるほどだ。「ものを作ることが大好きなんです。友人と一緒に好きなものを作っていると本当に楽しいです。主人に見せるといつも『いんじゃない』という軽い反応ですが」と徳子さんは自作品を手にニッコリ。小学1年生の学君と5歳になる啓太君も、ものを作ることが大好きで、暇があれば空き箱やフィルムケースなどを使って工作しているとか。斎藤さんは「お金がかからなくていいですよ」と工作に夢中の息子たちを眺めている。
リビングに置かれているピアノは、日本から持ってきたもの。斎藤さんも徳子さんも以前ピアノをしていたそうで、学君も自然にピアノに触れるようになった。「弟もお兄ちゃんのそばで聴いていて、いつの間にか弾くようになっていました。耳に入ってきた音をたよりにピアノをたたいているようです」と徳子さん。いつか家族の連弾が聴けるかもしれない。
<物件情報>
地区:長寧区 間取り:2LDK/120㎡ 家賃:非公開 築年数:8年 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、オートロック、BS1、2、wowwow 交通:バス停まで徒歩約10分
~上海ジャピオン2006年3月3日発行号より