考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~ IL Bambino

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友人の減量対策
私は考える男マートン。
今日は、巨鹿路のイタリア料理店へ、
友人と食事をしに来ている。
この友人、元々ぽっちゃりしていたが、
最近さらに太った。
肉が付きやすい体質らしい。
おまけに悩んでいると暴食するらしく、
現在の体型がストレスになり、
暴食して太っては、それが悩みとなる悪循環に
陥っているのだとか。
大変だな。
私も小部屋(トイレ)で対策を練ってやろう。

CAFEエコ哲学
白い扉に、赤やオレンジなど、
色とりどりのタイルが貼られた壁。
その壁には、カフェを描いた絵が飾られ、
全体にかわいらしい雰囲気が漂っている。
ん? 待てよ。
カフェ、CAFE…
「Corporate Average
Fuel Efficiency(企業平均燃費)」!?
米国では、自動車製造企業ごとに、
車の平均燃費基準値「CAFE」を算定し、
その基準達成を義務づけている。
エコ時代である現代では、
燃費のよい車が必要なのだ。
…ふむ。
これは、友人にも当てはまるな。
太りやすいとはつまり、
何かを食べてもすぐ燃焼せず、
エネルギーを脂肪として身体に溜める、
エコ体質と言える。
よし、この哲学を説けば、
友人も自分を誇るはずだ。
ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

 

~上海ジャピオン2013年1月18日号

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