自慢のお隣さん 第136ノック 花村さん宅

海―そこはすばらしい別世界!

北原さんの紹介で伺ったのは、ご主人の勧めでダイビングをはじめた花村直子さん。
今では、海の世界のとりこに!


最初のダイビングで
知った海中の魅力


 上海人のご主人と、ダイビングクラブ「BIG BLUE」を主宰する花村直子さん。ご主人が元水泳選手で、かつては海南島でダイビングのインストラクターをしていたという経歴の持ち主だが、まさか自分まではじめるとは、想像もしていなかったと言う。
 転機は、結婚して2年後。中国でもっとダイビングを広めたいというご主人の熱意におされ、自らもダイビング認定証(Cカード)を取得しようと日本へ。そこで初めて本物の海にもぐったとき、直子さんのなかで海の印象が一変した。
「海の中って、別世界なんです。すごく静かで、いろんな生物がいて、水中で息ができるから海と一体化できる」
 その後は長期休みのたびに、沖縄やバリ島、マレーシアのジパダン島などのダイビングスポットへ通うように。沖縄の海の青さに心を打たれ、バリ島でマンタの群れに出会うなど経験を重ねるうちに、直子さんは「中国で、もっとダイビングを広めたい」と思うようになった。

(右写真)個性的な姿のマンボウと遭遇

中国ならではの
ダイビングの楽しみ方


 現在は、ウェブ関係の仕事をするかたわら、ダイビングクラブの仕事も手伝う直子さん。お客さんは6割が欧米人だが、中国人の間でもダイビング人気が高まりつつあるという。
 杭州にほど近い、人工ダムの千鳥湖は、水底に古い町並みが沈んでいて見ごたえ十分。寧波の沖合いには、まだ未開発のダイビングスポットが――。
「ダイビングは年をとってもできるスポーツ。ダイビングを通じて、中国や他の国の人とも交流できたら素敵ですよね」
 直子さんのダイビングライフは、ますます盛り上がっていきそうだ。

国慶節にバリ島で出会ったマンタ

花村直子さん

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~上海ジャピオン10月24日発行号より

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