自慢のお隣さん 第138ノック 山本さん宅

撮影も編集も、自分の手で!

西村さんの紹介で伺ったのは、ビデオ撮影&編集が趣味の山本さん。
今日もカメラを持って被写体を追いかける。


山の風景から、上海の
サークル活動まで


「写真が俳句だとすれば、映像は詩。いろんな要素を盛り込んで、ひとつの作品にできるのが好きなんですよ」
柔和な笑顔を浮かべ、こう話す山本英昭さん。今年、74歳になる山本さんが、初めて自分のビデオカメラを購入したのは15年前。画質の良いHi8の家庭用ビデオカメラが発売されたのがきっかけだったという。
 それからは、日本国内の百名山などを歩き、朝焼けや夕焼けなどの風景、花などの撮影に熱中。さらにネパールやシッケム、ケニアなど国外の山へも頻繁に出かけるようになった。
 仕事も現役の山本さんは、今回が2度目の上海駐在。最近は、山のほかに、所属する和太鼓サークルの演奏なども撮影する。知人がメンバーのゴスペルグループのコンサートを撮ったときには、5台のカメラを使い、各メンバーのアップや上海の風景なども交えて、1時間のビデオに編集した。
「できあがった作品を観て〝一生の宝物になりました〟と言ってもらえたのは嬉しかったですね。ビデオの楽しさは、撮って、編集して、それから見てもらうことなんです」

(右写真)現在は6台のカメラを所有

自作のパソコンで
編集にもこだわって


 撮影は主に、休暇や週末に。撮った素材を、1カ月から時には数カ月かけて、1本の作品に編集する。編集用のパソコンは、高性能のCPUやマザーボードを揃えて自分で組み立てたもので、BGM用にさまざまな音楽をストックし、時にはナレーションも自分で読んで録音することもあるそうだ。
「趣味は引退してから…、という発想はなかったですね。好奇心が人一倍、旺盛で(笑)」
 還暦を遠く過ぎてなお、エネルギッシュに活動する山本さん。その姿に勇気づけられる人は多そうだ。

(上写真)複数の映像を表示して、編集する

山本英昭さん

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~上海ジャピオン11月7日発行号より

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