自慢のお隣さん:突然届いたマージャン台

 今回は保坂さんからの紹介で、会社のスタッフと楽しむマージャン台が自慢という栗本さん宅を訪問する。
 会社立ち上げのため、2000年10月上海にやって来た栗本さん。現在中国人スタッフ約10人をかかえ、時には土日も仕事に出るという忙しい日々を送っている。
 そんな栗本さん宅には、ほぼ毎週、土曜日になると中国人スタッフが集まってくる。目的はマージャン。昼頃から始めて日の落ちる頃まで、上海マージャンに興じているという。「ある日女子社員が、マージャン台を持って突然家に来たんですよ。こちらでは女性でもけっこうマージャンをやりますからね。マージャン牌は自分のほうで用意しました。以来、うちは週末だけ雀荘になっています(笑)」。マージャンがスタッフとの関係をより近くしているようだ。
 マージャンをしない休日は、読書にふけることが多い。日本から購入してきた中国関連の書籍や文庫本が、本棚に並んでいる。
 まだまだ本が増えても収納に困ることはなさそうな広い室内。リビングから続くキッチンも広々としている。でも、「料理は全くしたことがありません。朝は食べず、昼は会社の食堂の弁当、夜はお客さんと一緒に外食する時を除いて、発泡スチロールに入った8元の弁当を配達してもらっています」と、栗本さんは片付いたキッチンを眺めて笑っている。

<物件情報>
地区:長寧区 間取り:2LDK/110㎡ 家賃:5200元 築年数:6年 サービス:家具家電製品込み、管理費込み、オートロック 交通:地下鉄の駅まで徒歩10分

~上海ジャピオン2006年4月21日発行号より

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