第二の中国銀行大楼
四川北路は3号線「虹口足球場」駅から蘇州河まで伸びる道で、文化的著名人が暮らした施設や建物が数多く残されたエリアだ。
「海寧大楼」は、中国銀行が虹口区で初めて開設した営業所。中国人の建築士・陸謙が手掛け、彼は後に外灘に建つ「中国銀行大楼」も設計している。狭い土地に馴染むよう、路面に沿って丸くカーブし、裏側は平らになっている独特な造りで、徐匯区の「武康大楼」とよく似た外観だ。
「玫瑰広場」は南にショッピングモール、西に大きな公園が広がる好立地。この辺りは今後商業施設がますます増え、賑やかになっていく予定だ。
~上海ジャピオン2021年2月19日発行号