もう一つの三角建築
武康路のランドマークで、三角形の形がユニークな「武康大楼」。この建物が地元の人に〝大アイロン〟と呼ばれているのに対し、ここ「開普敦公寓(ケープタウン・アパートメント)」は〝小アイロン〟として親しまれている。
わずかな土地面積に沿うように設計された三角形の建物は、黄色いバター色をした、現代的で可愛らしいアパートで、丸い窓が船を思わせる。これは外灘の数々のビルデザインも担当した、有名な建築事務所「公和洋行」がデザインを手掛けた。現在もアパートとして一般市民が住んでいる。
異国情緒漂う武康路は、毎日散歩しても飽きないスポットだ。
~上海ジャピオン2021年4月16日発行号