今回は鎌田さんからの紹介で、フルートに二胡と、楽器に親しむ五箇さんのお宅を訪問する。
人生を共に歩んだフルート
中学で出会ったフルート 海外でも続けてきた演奏
2004年の4月、夫妻とふたりの子どもの4人で上海にやって来た五箇(ごか)さん一家。今回は、楽器を愛する妻・由紀子さんに、自慢のフルートの話を聞いた。
「フルートとの出会いは中学校のブラスバンド部で。そこでのめり込み、その後の音楽大学進学後にも、フルートを専攻することにしたのです」と由紀子さん。大学在学中より、某音楽教室で生徒に教えるほどだったが、結婚し、夫がマレーシアへ転勤したことが転機となった。
「そこで、一旦教える立場からは離れましたね。でも、転勤先のペナン島で4年過ごした中で、時々ホームコンサートを開いては、小さなグループでフルートの演奏を楽しんでいました」。
その後、上海で新しいきっかけに出会う。去年6月、ボランティア団体主催のコンサート出演依頼を受けたのだ。それを機に再び生徒が集まり、由紀子さんは今もフルートを教えている。「フルートの魅力は、その深い響きとメロディーで感情を表現できるところですね」と爽やかに語る。
右・五箇由紀子さん
左・愛犬マックくん
今は二胡を猛特訓中 初の弦楽器に苦戦!?
上海に来たからには中国楽器も習得したいと、由紀子さんは今年から二胡を始めた。
「弦楽器は初体験。微妙な指の圧力の違いで音程が変わってしまうので、正しい音程を出すのが難しい。でも一番の難関は、濁りがなく響く〝美しい音〟を出すことですね」
そのため現在は、毎日2~3時間の練習を欠かさない。
上海にいる間に、出来るだけ上達したいと語る由紀子さんの目は、フルート奏者としての自信に輝いていた。
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◇間取り:3LDK(170㎡)
◇家賃:非公開◇築年数:15年
◇サービス:家具家電製品込み、管理費込み、
日本人学校バス、BS1・2、NHKワールド、プール、
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風呂桶が自慢の島川さん
島川さん宅には、ゆったり浸かれる風呂桶があるんです。
寒い冬には羨ましい!
~上海ジャピオン9月22日発行号より