大型の火力発電所
着々と整備が進み、黄浦江沿いをゆったり歩くのにピッタリの遊歩道が続く楊樹浦路エリア。
「楊樹浦発電廠」は中国で最も早く建設された大型火力発電所のうちの一つ。〝遠東一番の大型発電所〟と呼ばれ、上海地区の電力の70%を生産していた。1958年に増設された高さ105㍍の煙突は、当時の上海で一番の高さ。2010年、政府の脱炭素政策によって閉じられるまで97年もの間活躍した。現在は記念公園として開放され、その大きな煙突や設備を間近で見ることができる。
ここから黄浦江を眺めると、観光地から離れた、素朴な風景を堪能できる。
~上海ジャピオン2021年11月5日号