中国台湾の飲料販売停止 有害添加物の混入が発覚

上海市工商部門は、5月26日(木)夜、中国台湾の悦氏飲料公司製造のスポーツ飲料に、

人体に有害な物質が添加されているとして、

同製品を販売するRTマートとウォルマートに対し、販売停止を指示した。

同社では、昱伸香料有限公司製造の食品添加剤を使用しており、

これに化学物質「フタル酸ジオクチル」を含む乳化剤の一種が含まれていた。

同物質は、ポリ塩化ビニル製造の際に使用されるもので、

人体には生殖機能や免疫機能などに悪影響を及ぼし、

長期に渡って摂取すると肝臓がんを引き起こす可能性もあると言われている。

昱伸香料有限公司は、中国台湾で最大の香料供給会社で、今回問題となったスポーツ飲料のほか、

ジュースやジャムなど数十種の製品に乳化剤を提供している。

市では、昨年7月、10月、12月に同製品計256箱を入荷し、今年3月には792箱を入荷していた。

(5月27日)

~上海ジャピオン6月3日号

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