新高級デパート誕生へ 外灘27号を全面修復

外灘にある歴史的建築物「外灘27号」が、築85年を迎え、近く初めての全面修復作業に入ることが分かった。修復後はレストランやショッピングモールが入る高級デパートとなる予定で、外灘の新しいスポットとなりそうだ。
 修復を担当するのは、上海建築設計研究院。同院責任者によると、修復では、電線やエアコンの室外機を外し、外壁の清掃作業を行って美観の向上を図る。また耐久性の改善にも努める。
 専門家は、同ビルの内部はこれまでに様々な手が加えられており、現在は消防設備や避難経路の点で問題があると指摘している。
 外灘27号は、1922年に中山東一路と北京東路の交差点に建設された。外資系企業のオフィスビルとして使用されており、現在のビル名は外貿大楼となっている。(8月16日)

~上海ジャピオン8月24日発行号より

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