淮海路で開店30年の書店閉店 ネット書店は新機能で売上増

上海市の淮海中路にある書店「上海書城淮海店」が、2月13日(月)に閉店
した。関係者によると、今後は、新形態の書店として、淮海中路の別住所で
開店する予定。
同店は当初、教育図書を販売する書店として、1981年に「上海教育書店」
の名で建てられた。
その後、97年に上海書城に組み入れられ、2005年には売り場を建物の
5階まで拡大し、書籍やCDなど販売数は10万点以上に及んだ。
しかしここ数年の売上の悪化で売り場も3、4階の2階分に縮小していた。
閉店の原因は連年の業績不振によるものと見られているが、上海書城副総経理
は、同見解を否定。
読者の購読習慣が変わり、これまでの多様性に欠ける書店の在り方では読者を
満足させることができなくなったためと解説する。
また、リアル書店と対照的に、その手軽さと低価格で売上を伸ばしている
ネット書店の「当当ネット」では、スマートフォンのカメラを利用した表紙
識別機能を用意。
ネット上での購入を手助けし、更なる売上増を目指している。
(2月15日)

?~上海ジャピオン02月24日号

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