中国中央テレビ(CCTV)は、4月15日(日)、当日放送した番組
「毎週質量報告」内で、薬用のカプセル剤を作る際に使用するゼラチン
カプセルに、安全基準値を超えるクロムが含まれていると報道した。
同テレビなどによると、河北省や江西省などの工場で廃棄物を原料に
ゼラチンを製造。一部のカプセル製造業者が同ゼラチンを原料にカプセルを
作り、「合格品」として各地で販売していた。
これらのカプセルからは、最大で基準値の90倍のクロムが検出された。
これを受け、食の安全を担当する国家食品薬品監督管理局は16日(月)、
青海省や吉林省などの業者が販売する13のカプセルの販売と使用を禁止する
緊急通知を発布。なお上海市内の薬局では、問題のカプセルと同ロットの
薬品は発見されていない。
(4月17日)
~上海ジャピオン04月20日号