ニセ救急車が急増 治療が遅れる危険性も

 市内で、正規の救急車を装ったニセ救急車が入退院患者の送迎を行って法外な料金を要求するケースが深刻な問題となっている。
 ニセ救急車の多くは医療設備を持っていないため、救急医療行為を行うのは事実上不可能。このため治療の遅れから患者を危険な状態に陥れたケースも報告されている。市内では、特に長距離搬送に際して救急車が不足しており、こうした状況がニセ救急車の増加を招いていると見る関係者もいる。
 市交通行政関係者によれば、現在このニセ救急車の営業行為を取り締まる法律上の権限がないため、病院及び患者とその家族が注意する以外に対策はないとし、広く注意を呼びかけている。(2月25日)

~上海ジャピオン2月29日発行号より

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